🔹親の生活時間見直し
都会では親の夜型生活を反映して、就寝時間の遅い子が増えています。親に合わせ
て夜の11時、12時まで起きている子も珍しくありません。親の都合に合わせたこのよ
うな生活が乳幼児の生体リズムに適しているとは考えられませんし、夕食から就寝ま
での時間が長いと就寝前の飲食習慣がつきやすくなります。また、寝るときぐずるの
で哺乳生活がやめられないケースもみられます。両親で十分検討して、生活時間を見
直す必要があるでしょう。
🔹間食への配慮
この時期になると、3色に加えて間食をとり始める子も多くなります。間食は栄養
の補給だけでなく楽しみの要素も必要ですが、甘味物にかたよらないように注意すべ
きです。甘味は本来人間に好まれやすい味であり、嗜好性もつきやすいものなので、
子どもの好むままに甘味嗜好をエスカレートさせないようにしましょう。甘味嗜好が
強くなると、他の味の受け入れが悪くなり、偏食の原因にもなりやすいと言われてい
ます。
さまざまな食品を経験しながら、咀嚼をはじめとした口の機能も発達していく時期
ですので、虫歯予防の面ばかりでなく食事や間食に配慮が必要です。