🔹歯みがきをいやがる
嫌がって騒ぐ場合は、何が原因かを考えてみることも必要です。寝たり押さえられ
たりするのが嫌なのか、口の中に何か入れられるのに違和感があって嫌なのか、ゴシ
ゴシみがきすぎて痛いから嫌なのか、原因によって対応も変わってきます。みがくき
の姿勢やみがきかたを工夫してみたり、どうしても歯ブラシ自体に抵抗の大きい子な
ら、指やガーゼから慣らす段階にもどしてみるなどの対応が考えられます。食生活面
で気をつけていれば、すぐ虫歯ができる時期ではありません。また、多少嫌がっても
みがかせた場合には、みがき終わったあとでよくできたという気持ちをこめて十分褒
めてあげましょう。
🔹歯ブラシに興味を持ち始めたら
歯ブラシに興味を持ち始めると、自分で歯ブラシをくわえてみがこうとする子も出
てきます。歯みがきへの意欲を育てる面では重要ですので、まず自分できのすむまで
みがかせて、その後で親がみがいてあげましょう。ただし、歯ブラシを口にくわえた
まま立ったり、歩き出したりすると、まだころびやすい時期なので歯ブラシで口の中
にケガをすることがあり、危険です。歩き出そうとしたら、歯ブラシを離させた方が無難です。
歯みがきに関しては、親を主体としての習慣づけの時期ですので、歯の汚れを徹底
に取り除こうというより、食べ物や食べ方に気をつけて、歯の汚れやその中の細菌を
増やさないことのほうが重要とも言えます。