🔹治療費と医療福祉制度について
口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんは早期より手術や言語訓練、耳鼻科的治療、歯科的治療
などにより医療機関への通院が必要となり、必然的に通院回数も増え、通院期間も長
期に渡ることが多くなります。したがって、手術のための入院やそれぞれの治療の通
院にかかる費用の負担が大きくなります。
しかしわが国の場合、ほとんどの人々が保険制度によってなんらかの健康保険に加
入しているため、保険治療を行っている通常の医療機関であればこの適用を受ける
ことができ、乳幼児医療費助成制度やまた高額分に対しては高額療養費制度が設けら
れています。
一般には保険の適用されない歯科矯正治療なども、口唇・口蓋裂の治療に限っては
認められています。