こんにちは、アシスタントのkanaです。
桜が満開に咲き誇り、素敵な季節となりましたね。
さて、本日は歯周病についてのお話をさせていただきます。
◆2種類の歯周病
ある調査によると
妊婦さんが歯科健診でもっとも多く訴えてくる主訴が「歯肉(歯ぐき)からの出血」であると言われています。歯周病(歯周疾患)は、大きく2種類に分類されています。一つは歯肉炎と呼ばれているもので、歯の歯根(屍肉の下の歯の根の部分)を支えている歯槽骨と呼ばる歯には変化が見られませんが、歯肉に限局して炎症状態が認められるものです。一般的には、歯肉が腫れた状態となり、歯磨きをするたびに出血をしてくるというような状態です。
もう一つは、歯周炎と呼ばれているものです。歯周炎では、目で見える歯肉にも炎症症状が認められることが多いですが、この病気のたいへんなことは、歯根を支えている歯槽骨が細菌の産生する毒素によって吸収され、骨自体がなくなっていくことです。歯根を支えている骨が失われていけば、当然のことながら歯はグラグラと動揺してきます。このように動揺し始めた歯はほっておくと長持ちしません。そのうち、ひどく腫れたり、痛みが強く出たりして抜かなければならないようになってしまうことが多いのです。実は、成人が失う歯の50%は歯周病によるとまで言われることもあります。