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『赤ちゃんの味覚・味覚の発達』 ✳︎味の基本感覚と味蕾 ✳︎味覚の発達

 

 アシスタントのkanaです。

 

 本日は『赤ちゃんの味覚・味覚の発達』についてのお話をさせていただきます。

 

 

          赤ちゃんの味覚・味覚の発達』

 

 ✳︎味の基本感覚と味蕾

   飲食物の摂取によって得られる味覚の基本には、甘味、酸味、塩味、苦味、旨

  味があります。

   日常の食事では、これらの基本味の感覚が組み合わされ、加えて、食物の舌

  触り、香り、噛みごたえ、粘調性、そして視覚からの色なども合わせて、その食

  物の「味」として味わっています。

   基本味は、舌背(舌の表面)を中心にした口の中の粘膜にある味蕾細胞で受け

  取って味を感じます。味蕾は口の中の粘膜に広く分布していますが、舌背は味蕾

  細胞が入っている味孔が多くあり、よく噛まれて唾液と十分に混ざった植物の味

  物質は、味孔で味蕾を刺激しやすく、よく噛むことで食物本来の味を感じやすく

  なります。

 

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 ✳︎味覚の発達

  🔻新生児期

    味の受容器である味蕾は、お腹の中の後半には私達と同様の形をしていて味

   を感じることができると言われています。味蕾の数は新生児では多く存在して

   おり、その後の成人にかけての味蕾の数の減少を考えると、この時期が味覚に

   もっとも敏感な時期とも考えられています。糖液や旨味の液に対しては顔の表

   情が緩み、吸せつの動きが見られますが、苦味や酸味の液に対する表情は、口

   をすぼめ、舌を突き出すなどの動きが見られます。このような味の違いによる

   反応は、下位脳(本能的)によるものと考えられます。授乳期では、母親の摂

   取した食物によって母乳の風味が変わり、嗜好性を反映して、乳児の母乳摂取

   行動が変化することが報告されています。授乳の時間を通し、母親の食べた料

   理の風味が「味の刷り込み」として嗜好性が形成され、その後の乳幼児期の食

   体験によって強化されていくと考えられます。

 

 

  🔻離乳期から幼児期

    新生児に見られた味に対する反応は少しづつ弱まり、味に対して意識して対

   応する意味からすると、味覚形成のスタートは離乳期と言えます。基本味の

   中で、甘味と旨味は乳幼児期を通して好まれます。これらの味は、生命維持の

   基本となるエネルギーやタンパク質に対する味覚であり、生理的要求と一致し

   た味と言えます。

    また、塩味は新生児では表情に変化がなく、塩味の味覚は離乳期から始まる

   後天的な食体験により形成されると考えられています。離乳期の食塩使用量

   は、離乳開始の5〜6ヶ月では離乳食に塩分は加えず、7〜8ヶ月で1日0.3g、9〜

   11ヶ月で1日0.5g〜1.0g、12〜15ヶ月で1日2gまでが適当とされています。塩

   味のみならず、離乳食全体の味付けですが、上記の離乳期の月齢に合わせる

   と、それぞれ大人の約5倍、約4倍、約3倍、約2倍程度に薄めた味が基本になり

   ます。味蕾の数などから考えると、大人が考える以上に強く離乳食の味を感じ

   て食べていると推測されます。

    多くの食品を噛んで食べられるようになる(乳臼歯が生えて噛み合う)2歳

   以降は、いろいろな食物を食べることによる味覚の経験に加えて、形や硬さな

   どの物性などを含めた食物の「味」を記憶しますので、食生活の幅を広げられ

   るような配慮も必要です。

 

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