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第13回首都圏滅菌研究会

こんにちはアシスタントのkanaです。

 

少し前のお話ですが…

銀杏の葉も色づき見頃を迎えたある日、東京大学赤門をくぐり 第13回首都圏滅菌研究会へ参加させていただきました。

 

今回は、当院歯科衛生士戸田奈緒美先生の『歯科器材の洗浄』の講演もございました♪

東京大学キャンパス内のホールで、登壇された姿はとても素敵でした。

また、戸田先生の発表に恥じることのないよう、感染制御のプロ集団としての誇りと自覚をもって業務に携わってまいりたいと思います。

 

今回の公演について

医療従事者にとって、患者様への感染を防ぐこと、また自らも感染しないことを根底に、まず私個人としては今後の診療に役立つべく視点で受講してまいりました。

 

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洗浄には、用手洗浄と機械洗浄がある。近年においては、機械洗浄も普及し始めているが、重要なのは器材の材質に合わせた洗浄方法を選択することである。

汚染物の除去、そして器材の損傷を低減した洗浄が必要となる。汚染物の付着を確実に除去しなければ、滅菌工程において十分な滅菌が行えないからである。

例えば、歯科用のピンセットや、根幹治療の器具のように先端が複雑な物は汚染物の残留がないか十分に注意が必要であるため、必要に応じてタンパク質反応試験を行うとよいとされる。

歯科用機材は繊細なものが多いが、特に複雑かつ繊細な根幹治療のリーマーについては、器材の損傷を防ぐためにも用手洗浄だけでは不十分な洗浄になりうるであろう。

当院戸田先生の発表において、リーマーの洗浄実験結果は、超音波洗浄機に酵素系洗剤を入れて15分間洗浄し汚染物の除去が確認できました。このように、器材にあった洗浄を行うことでバイオバーデン(滅菌前生菌数)を減少させることは、滅菌において無菌性保障水準を得るために重要である。

滅菌処理される微生物は、消毒や滅菌さえすれば、器械は安全に使えると理解されている人もいるが、汚染物が存在したまま滅菌すると、消毒効果が減弱したりすることがあるため、物に密着した汚染物質を洗浄液中に引き離し、再び付着しないように除去することである。

 

当院での洗浄は主に超音波洗浄機で行う。

・気泡をつけて超音波でたたき壊す時に汚れもとばす。 器具を水面下に沈めて洗浄する。

・人手によって除去できない微細な汚れや、布、ブラシ、水流等で落ちない汚れを取り除きます。

・実際の超音波洗浄では、汚れの種類に応じ適切な洗浄液を選定し、超音波の物理的作用と洗浄液の化学的作用を組み合わせて、最大限洗浄効果を上げることができます。

 

果たして、きちんと洗浄されているのだろうか…

*超音波洗浄機の場合

超音波洗浄機にアルミ箔を入れ、その剥離状態により洗浄力を確認することができます。

全体にむらなく剥離が見られた場合は、正常に稼働しており、剥離が見られなかった場合は正常に稼働していないとみなされます。

 

 洗浄の基本的な考え方

・洗浄できないものは消毒も滅菌もできない。滅菌するにしても消毒するにしても、まず目で見て汚染物の付着がないように綺麗に洗うこと。

・洗浄、消毒、滅菌など清浄度グレードを理解すること。

・汚染の付着状態(何時、何処で、何が)を把握する。

・汚染物の拡散防止、医療従事者の感染防止方法を理解することである。標準予防策(Standard Precautions)の基本的な考え方が、強く求められていると考える。
 

確実な洗浄、完全な滅菌、適切な包装、適切な滅菌方法、正しい保管があって始めて滅菌が保証される。

滅菌の質の保証には使用現場での保管に到る全てが関連しているのである。

 

まとめ

医療従事者として、再生器材の臨床での保管状況、使用方法および処理方法・感染制御・作業の方針・手順・安全性を学ばせていただき、今後の環境への大きな一歩となりました。

日々医療は進化しているため、我々も自分の狭い知識にとらわれることなく、患者様にも医療にも広い視野で携わっていきたいと思いました。

 

また、このような機会を与えてくださいました院長先生を始め、スタッフの皆様に感謝いたします。

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