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Advanced Care Dental Office 東京顕微鏡歯科 kanaのブログ

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魚の骨が刺さった・口の中が切れた

歯と口の健康

皆様こんにちは。顕微鏡アシスタントkanaです。

今日は皆さんも一度は経験があるはず。魚の骨がお口の中に刺さったらどうするか?またお口の中が切れたら?という身近な問題について書いてみたいと多います。

 

 魚の骨は、形態や大きさが種々雑多ですが、普通は口腔の奥から咽頭、まれに食道の粘膜に刺入します。刺入部に痛みを感じ、また嚥下痛も生じ、すぐに刺入部を中心にした粘膜に感染が起こり、炎症をともなってきます

 小さく細かいものでは、刺入も浅く、普通は米飯や泥状物の摂取で自然に取れます。特に治療の必要はありません。問題となる骨は、大きく太いもので、特に鯛の骨には注意が必要です。また、魚ではありませんが、鳥の骨も問題となります。深く刺入し、食塊による摩擦ではなかなか除去されません。放置すると感染が重篤化し、膿瘍を形成する場合もあります。自宅で除去出来ないときは早めに医院を受診しましょう

 口腔から咽頭にかけて口を開けて見える範囲の部位に刺入しているものでは、歯科医院や耳鼻咽喉科医院で簡単に摘出できます。摘出後、刺入部は消毒薬の塗布程度で問題なく治癒します。すでに感染の生じているものでは数日間抗生物質の内服が必要となることもあります。

 咽頭を越えて食道に刺入したものでは、耳鼻咽喉科専門医での治療が必要となります。食道の入り口直下には輪状咽頭筋や咽頭収縮筋があり、この部分では食道は緊張性収縮を繰り返しています。食道異物のほとんどがこの部分に生じる理由です。

 摘出は食道鏡を用いて部位を確認し、鉗子で摘除します。麻酔は局所麻酔でも可能ですが、さらに食道の深部に刺入しているものでは全身麻酔での操作が必要となります。

 

口の中が切れた(口唇、口の中の粘膜、舌の裂傷)

 「口の中」は、唇から頬(左右)、口蓋、口底、歯肉(上下)によって箱形に構成されていて、箱の中には大きな筋肉の塊、舌があります。これらの部分は、「粘膜」と言って組織学的には皮膚と同じですが、とても薄く軟らかい構造物でおおわれています。食べる・しゃべるなどの機能そして硬い歯と補綴物の存在などから、口腔粘膜は傷つきやすく、すぐに切れて血が出やすいところです。

 症状:出血にもいろいろあります。滲み出る(毛細血管)、どす黒い(静脈性)、鮮血(動脈性)、拍動性(動脈性)などです。通常は、この順で経験することが多いので、後述の圧迫止血が可能でしょう。部位としては、口の最大構造物である舌に多く見られますが、一般的に一過性の毛細血管性(静脈性)出血ですので、ガーゼで舌を挟むようにして圧迫し様子を見て下さい。

 対応と応急処置:先ず、出血部位を探しましょう。唾液と混じって大出血に見えますが、洗口させてからガーゼなどを用いて口の中をよく観察してください。傷の大きさと深さ、出血の状態(先述)を確認する事が重要です。対応として、圧迫止血が第一選択です。清潔なガーゼで、創部を15分以上圧迫して下さい。歯肉部(抜歯後など)であれば、ガーゼを噛ませる事も効果的です。

 注意点:唾液と混じって多く見られますが、実際はわずかで一過性の場合がほとんどです。慌てずに対処して下さい。圧迫止血が効果的ですが、数分では意味が無く、15分以上の持続的圧迫が必要です。

 傷が深い、動脈性、異物の迷入、粘膜と皮膚が貫通しているなどの場合は、手術・縫合と積極的な感染予防が必要となりますので、口腔外科や歯科医院を受診してください

 

ご参考までに。

 

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