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軟骨細胞について☆東京顕微鏡診療専門歯科衛生士kim

こんにちは。顕微鏡歯科衛生士☆衛生士8年目のkimです(*・ェ・*)ノ~☆

すっかり日が短くなりましたね。今夜は雨も降って冷え込みます。

皆様、いかがお過ごしでしょうか? 

 

今回は前回の骨組織の発生様式に引き続き「軟骨細胞」についてお話します。

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cartlage 軟骨

 軟骨は血管や神経の存在しない特殊な組織で、軟骨細胞と細胞間を埋める軟骨基質から構成されています。軟骨組織は無定形なゲル状構造物と線維成分からなり、Ⅱ型コラーゲンを主体とし、人体においては量的に最も多いhyaline cartilage 硝子軟骨、Ⅱ型コラーゲンに加えてⅠ型コラーゲンを含むfibro cartilage 線維軟骨、軟骨基質にエラスチンを主体とする弾性線維を大量に含み、人体では耳介と喉頭蓋にみられるelastis cartilage 弾性軟骨に分類されます。軟骨組織は、軟骨細胞が産生・分泌するⅡ型およびX型コラーゲンやプロテオグリカンなどの細胞外マトリックスのコロイド的性質により、この代謝と弾力性に富んだ固有の硬さが維持されています。軟骨基質には、細胞成長因子も含まれており、このなかには軟骨細胞の増殖・分化を調整するだけでなく、血管の侵入を阻害するような因子も含まれています。前回お話したように軟骨細胞は未分化の間葉系細胞から分化します。軟骨組織の成長は、周囲を軟骨基質で取り囲まれた軟骨細胞が連続的に細胞分裂して数個の娘細胞をつくる、いわゆる間質成長によるものであり、この成長の様式は軟骨に特徴的です。また、軟骨組織の成長過程では、周囲に存在する軟骨膜に含まれる前駆細胞から軟骨細胞への分化も起こり、軟骨端におけるappositional growth 付加成長も持続的に起こります。

 軟骨細胞は、分化に伴って細胞形態が変化します。とくに発生途中の長管骨のように軟骨内骨化の起こっている部位では、容易に一連の軟骨細胞の分化の過程を観察することができます。分化の程度が比較的低い増殖軟骨細胞はその名の通り増殖能が高く、大型の肥大軟骨細胞へと分化するのに伴い増殖能が低下します。軟骨細胞に特徴的なⅡ型コラーゲンの産生は、分化の程度によらず比較的広範囲の軟骨細胞に認められますが、X型コラーゲンの産生は肥大軟骨細胞に特異的です。このほかに、軟骨細胞はアグリカンを主としたプロテオグリカンを産生します。分化した肥大軟骨細胞は、この後の石灰化の過程で重要な役割を演じるアルカリホスファターゼ活性を強く発現します。また、肥大軟骨細胞は分子内にGla残基を有するマトリックスGlaタンパク質(MGP)も産生します。このMGPは生体内で石灰化を抑制するためのタンパク質であることが示唆されています。

  

 個体の成長は、骨と軟骨組織の成長によります。とくに軟骨組織の成長は軟骨内骨化によって形成される長管骨の伸長にきわめて重要な役割を果たしています。この個体の成長過程で、軟骨組織の成長を促している主要なホルモンが下垂体から分泌される成長ホルモンです。成長ホルモンは軟骨細胞に直接作用するのではなく、肝臓でIGF-Ⅰ(ソマトメジンC)の産生を促し、このIGF-Ⅰが軟骨細胞の増殖やプロテオグリカンなどの合成を促進します。肝臓だけでなく、軟骨細胞自身も成長ホルモン非依存的にIGF-ⅠやIGF-Ⅱを産生・分泌します。

 軟骨細胞には、軟骨細胞が細胞成長因子を産生して、それらが軟骨細胞自身の機能や分化を制御するようなしくみが存在することが明らかとなっています。このような局所での細胞機能や分化の制御機構は、軟骨の成長にきわめて重要です。

 

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