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Advanced Care Dental Office 東京顕微鏡歯科 kanaのブログ

Advanced Care Dental Office東京マイクロ顕微鏡歯科専門のkanaのブログ

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抜歯後の腫れが強くなった(抜歯後の腫脹)

こんにちは アシスタントのkanaです。

 

本日は『抜歯後の腫れが強くなった(抜歯後の腫脹)』についてのお話です。

 

 

 

 抜歯の部位や程度により異なりますが、乳歯や動揺歯の抜歯では、腫れはほとんど見られません。しかし、埋伏歯(歯肉に埋まった歯)や智歯(親知らず)の抜歯後では当日からわずかな腫れが出現し、2〜4日後で腫れはもっとひどくなります。その後徐々に腫れは減少していき、1週間後でほとんどなくなります。

 腫れは抜歯後の炎症によって出現します。処方された化膿止め(抗生物質)や腫れ止め(消炎剤)を必ず飲むようにしましょう。鎮痛剤にも腫れを軽減する効果がありますが、処方箋の指示を守らなければなりません。また、飲酒、熱いお風呂、運動などは避け、睡眠や休息を十分取るべきです。腫れたところを氷で冷やしたり、熱いタオルで暖めたりするのは良くありません。水で濡らしたタオルで冷やす程度が適当でしょう。

 歯肉を切開して抜歯したときには縫合しますが、当日はそこからわずかに出血する場合があります。そのようなとき、腫れはあまりひどくありません。しかし、歯肉が縫合されていて出血がまったくないような場合には、腫れがひどくなる場合があります。

 腫れだけの場合は前述のように対処すれば良いのですが、開口障害をともない、食事の摂取が困難になった場合には歯科医院を受診すべきです。

抜歯後の痛みが止まらない(抜歯後の異常疼痛)

こんにちは アシスタントのkanaです。

 

本日は『抜歯後の痛みが止まらない(抜歯後の異常疼痛)』についてのお話です。

 

 

 通常、疼痛は抜歯ご24時間以内に軽減しますが、2日目以降にも疼痛が続く場合は歯の破折片の残存、抜いた歯のまわりの骨の亀裂または骨折、抜歯した付近の骨の尖り、隣の歯の脱臼などが考えられますが、抜歯後3日以上経ってから痛みが強くなった場合は、抜歯後細菌感染か、ドライソケットの可能性がありますので、担当歯科医に連絡を取り受診します。

 細菌感染の場合は、抗菌剤(抗生物質)の服用が有効です。ドライソケットの場合は、抜歯した部位の骨面を生理食塩水で洗って、乾燥させ、アネステジン添加テトラサイクン軟膏を含んだガーゼを窩内に填塞します。2週間程度で疼痛は消失します。痛みが強いときは鎮痛剤を服用します。

 

用語解説

※ドライソケット

 抜歯後の傷に血のかたまり(血餅)が見られず、傷口が露出した状態になり、強い痛みがある状態を言います。下顎の親知らず(智歯)の抜歯後に見られることがあります。通常は抜歯後に麻酔が切れると痛みが出ますが、その後は徐々に痛みが弱くなっていくのが普通です。しかし、ドライソケットの場合は、抜歯後2〜3日してから次第に痛みが強くなります。治るまでに2週間くらいかかります。

 ドライソケットの原因には、抜歯後の強いうがいにより、血餅が脱落してしまうことや、細菌感染による炎症で血餅が溶解することなどがあります。ドライソケットの治療は抜歯後の骨の穴(抜歯窩)をよく洗浄してから抗菌軟膏を塗布したガーゼを抜歯窩に填塞して痛みを抑え、自然治癒を待ちます。

 

抜歯後の出血が止まらない(抜歯後の異常出血)

 こんにちは アシスタントのkanaです。

 

本日は『抜歯後の出血が止まらない(抜歯後の異常出血)』についてのお話です。

 

 

 抜歯後に少量の出血があるのは、特に異常なことではありません。しかし、いつまでも出血が続く場合は、局所的な原因によるものと全身的な原因によるものとがあります。

 局所的な原因によるものには、歯のまわりの粘膜の損傷、歯の周囲骨の骨折、骨内の血管損傷・破綻、歯のまわりの肉芽組織の不十分な掻爬などがあります。全身的な原因によるものには、血液疾患(白血病、血小板減少症、血友病など)、肝疾患(肝硬変、肝がんなど)、抗凝固剤(ワーファリンカリウムなど)や抗血小板剤(アスピリンなど)の内服などがあり、持続性の出血が見られます。

 抜歯後に出血が止まらないときは、強くうがいすると、かえって出血を促すことがありますので、強いうがいは行わないようにします。抜歯した部位に固く丸めた清潔なガーゼなどを置いて、30分程度強く噛み続けます。このとき噛む力を緩めたり、ガーゼをはずしたりしないようにしてください。それでも血が止まらないときは、抜歯した歯科医師に連絡して止血処置を受けてください。

 

治療したはの材料がはずれてしまった

 こんにちは アシスタントのkana です。

だんだんと秋の深まりを感じつつある今日この頃です。

読書の秋、芸術の秋、体育の秋、食欲の秋。。。

秋は楽しみがたくさんですね!

 

 さて本日は、

《治療したはの材料がはずれてしまった》

際のお話をさせていただきたいとお思います。

 

むし歯(齲蝕)の治療を行う際に一番大切なことは、むし歯に侵されてしまった感染部分を確実に取り除くことです。

 それとともに、これから行う詰め物やかぶせ物(修復物)がはずれたり壊れたりしないように、そしてまわりに残された歯の組織が壊れないように工夫して削り込みを行います。そうやって削られた部分(窩洞といいます)にぴったりと合った修復物を強力なセメントで接着させることで、歯と修復物が一体化されます。

 しかしながら、歯は上下で噛みあうたびに、人間の体重と同じくらいの圧力がかかります。また、餅やキャンディなどの粘着力が強いものを食べる際には、歯から修復物を引きはがそうとする力もかかります。そのためセメントは徐々に溶け、歯と修復物の接着部分が壊されてしまい、結果として修復物がはずれてしまうことがあるのです。

 もし修復物がはずれてしまったら、はずれた修復物が曲がったり折れたりしないよう、プラスチックのケースなどに入れて歯科医院を受診しましょう。その際に、ティッシュペーパーや綿花などにくるんでしまうと、これらの線維がこびりついてしまい、取り除くのが大変になってしまいます。もし新たなむし歯でもできておらず、修復物がぴったりと収まる場合には、多くの場合、再度つけ直すことで対応できます。

 一方、歯が欠けてしまったり、新たなむし歯ができてしまっている場合、あるいは修復物がぴったりと収まらない場合には、残念ながら削り直しや作り直しが必要となります。もし作り直しになるとしても、受診の時にはずれた修復物を持参していただけると、「なぜはずれてしまったのか」を考えるうえでとても参考になるので、勝手な判断で処分したりせず、必ず修復物を持参のうえで受診することが大切です。

 さて、同じ歯科医師に治療してもらっても、修復物がまったくはずれない人とあちこちの修復物がたびたびはずれてしまう人がいます。これは削り方やセメントなどに問題があるのではなく、多くの場合で噛み合わせの力が原因となっていることが多いように思います。つまり、歯ぎしり癖のある人や、奥歯の負担が大きい噛み合わせの人などでは、歯や修復物に噛み合わせの力によって「ひずみ」が発生し、奥歯に詰めた修復物がはずれやすくなってしまうのです。

 

食べ物が喉につまった

 こんにちは アシスタントのkanaです。爽やかな秋晴れが続いていて嬉しく思う今日この頃です。

 

 今回は、「食べ物が喉につまった」時の対処法について、お話をさせていただきます。

 

 窒息した場合の応急処置は、まず指で掻き出すことです(指拭法)。人差し指、中指、薬指くらいを使って、なるべく舌の奥まで指を入れて掻き出します。むしろ、奥舌を押し込んで、吐く動作(嘔吐反射)を誘発し、吐き出せるくらいの勢いで良いと思います。

 体格的、腕力的に介護者に余裕のあるときは、背後から両腕を腹部に回し、その際に片腕は拳をつくり、もう片方の手は拳を包むようにして、胸骨と臍の間の腹部を上向きに強く圧迫する方法があります(ハイムリッヒ法)。

 吸引器や掃除機を使用した「吸引」や、背部を叩打する方法(背部叩打法)も有効です。

 救急車を呼ぶことは重要ですが、救急隊員が来てからというよりも、市民の手で前述したことを試みることのほうが重要です。

これら窒息物除去の試みをした場合は、そうしなかった場合に比べて生存率を3倍高める結果となります。

 

入れ歯を飲み込んでしまった(義歯の誤飲)

 こんにちは、アシスタントのkanaです。

 11月29日に行われます、『第9回 首都圏滅菌研究会』にて当院歯科衛生士の戸田奈緒美さんの講演が決定しました!!演題は『歯科医療機器器材の再生処理における改善』です。

東京大学医学部付属病院の先生やその他大学の先生、医療機関の方々の講演もございます。ご興味ある方は是非!!

 

 入れ歯を飲み込んでしまった(義歯の誤飲)時のお話

 

 義歯の誤飲は、高齢者や精神発達遅滞などの方に起きることがあります。総入れ歯に近い大きな義歯や、複雑な金具の付いた歯列矯正装置でも誤飲する可能性があります。

 誤飲が発見される場所は食道、胃、 気管などです。

 誤飲のきっかけは、多くが食事です。麺を多量にほおばり、麺に包埋された義歯を誤飲し、胃から腸に達した例があります。寝ながら食事を摂った時に歯列矯正装置を気管に誤飲したが、苦しんだり、むせたりしない例があります。食道に停滞する義歯の誤飲があっても本人の訴えはなく、誤飲後、何日も経ってから食欲の低下をきっかけに受診して、誤飲が発見された例もあります。

 これらのことから、誤飲をするような方では咽で異物を知覚し、これを排除するという身体の機能が十分に働いていないことが考えられます。

 誤飲が考えられたら、エックス線検査で誤飲物とその位置を確認します。誤飲物が消化管内にあって、形が平坦で比較的小さければ、排便とともに体外に排出されることを期待します。この場合、義歯に付属する金属線などで消化管を傷つけ、思わぬ重症になることもありえますので、慎重に対処する必要があります。

 具体的には、検温や腹部症状の観察を継続するほか、排便時に便を探り、異物排出の確認を行います。また、胃などに停滞して蠕動による排出が期待できないと判断した場合には、専門医に依頼して内視鏡下に取り出します。気管に入った場合には全身麻酔をして、気管支鏡下で摘出します。

 

 

 

首のリンパ節が腫れた(頸部リンパ節の腫脹)

 皆様こんにちは。顕微鏡アシスタントkanaです。

 本日は、 《首のリンパ節が腫れた時》についてお話しいたします。

 

 首(頸部)のリンパ節腫脹をきたす疾患の多くは、早期に診断して適切に治療を行う必要があります。そのためにもリンパ節腫脹を自覚、あるいは発見した場合には、すみやかに専門医を受診する必要があります。ただし一刻を争うほどの緊急性を要する疾患は少なく、慌てる必要はありません。

 頸部リンパ節腫脹に対して、家庭で行いうる処置はありませんが、専門医を受診するまでの間に体温などを測っておくと診断の参考になる場合があります。

 頸部リンパ節腫脹は炎症性と腫瘍性とに大別され、後者は診断や治療が遅れると致命的になることがあります。

 一般的に炎症性のリンパ節腫脹は多発性で、経過中に大きさの変化を伴います。急性リンパ節炎におけるリンパ節は比較的柔らかく、自発痛や圧痛をともないます。慢性リンパ節炎は硬く、無痛性です。また、結核性リンンパ節炎では、リンパ節が融合する傾向があります。そのほかに、エプスタイン・バール・ウィルス(EBV) 感染による伝染性単核球症、原因不明の亜急性壊死性リンパ節炎などがあり、これらのリンパ節炎はいずれも多発性です。

 一方、腫瘍性のリンパ節腫脹には、悪性リンパ腫とがんのリンパ節転移とがあります。悪性リンパ腫におけるリンパ節は無痛性で多発性ですが、互いに融合するとは少なく、また周囲とも癒着しません。しかし急速に増大しますが、悪性リンパ腫と異なり、リンパ節は硬く、周囲とも癒着するなどの特徴をもっています。

あご(顎)がはずれた(顎関節脱臼)

 皆様こんにちは。顕微鏡アシスタントkanaです。 残暑も少なく、いきなり訪れた秋の到来に困惑気味でございます。  顎関節には手や足のように、ある一つの回転軸を中心に動く運動(蝶番運動)だけではなく、関節のへこみからはずれるように動く複雑な運動(滑走運動)が加わっています。  顎関節には、関節を包む袋状の組織(関節包)、外側靱帯と呼ばれる線維性組織および関節結束と呼ばれる側頭骨の突出部分があり、これらにより、口を大きく開いたとき、下顎の突出部分が関節のへこみ部分からはずれるように動く運動が過剰にならないように制限されています。しかし、生理的範囲を超えた外力(打撲、過開口、むちうち損傷など)が加わると、下顎頭は関節結節を著しく越えてしまい、元の関節のへこみに戻らなくなり、閉口が不能となります。このような状態を顎関節脱臼と呼びます。 自力で開口不能であれば、あわてず最寄の歯科医院を受診してください。歯科医院で対応できなければ、歯科口腔外科のある二次医療機関を受診してください。  症状は上記の開口障害のほか、耳前部へのへこみと、さらにその前の骨(下顎頭)の出っ張りなどが特徴です。発音、嚥下(飲み込み)、咀嚼が困難で、無理に開口すると額関節部の疼痛が生じるため、とりあえずは安静に保ち、すぐに歯科医院を受診してください。  歯科医院では、徒手的(手を使って)に整復処置を行いますが、整復困難な場合や疼痛が著しい場合は、額関節腔内麻酔を併用します。整復後は顎関節を安静に保ち、硬い食物の摂取や、大開口を避けるようにすることが大切です。  また、習慣性になった場合には、チンキャップで顎外固定を行ったり、習慣性が著しい場合は手術を行ったりします。

急に口が開かなくなった

 皆様こんにちは。顕微鏡アシスタントkanaです。 

 昨晩からの雨は、通勤通学の足元を憂鬱な気分にさせるものとなりましたが、気温の上昇は少し和らぎましたね。また来る猛暑が恐ろしいです。

 

《急に口が開かなくなった》

 大きなものを食べたとき、あくびをして大きく口を開けたとき、ものを噛んでいるときなど、予期せず急に口が開きにくくなることがあります。このときに、耳の前方や奥に痛みをともなうこともあります。このような症状が出た場合には、無理やり口を開くことは避けて、かつ開閉をできるだけ少なくして、あご(顎)の関節を安静にしてください。痛みが強い場合には、鎮痛薬を服用してください。そのうえで、早い時期に歯科口腔外科を受診してください。

 このような症状は、あご(顎)の関節の構造に原因があります。あごの関節は、関節の受け皿(関節窩)に顎関節の頭(下顎頭)がはまり込んでいます。またその間には、クッション材(関節円板)が介在しています。大きく口を開けるときには顎関節は前方に滑り込んで行きますが、その動きを助けるために関節円板も下顎頭に帯同して前方に滑ります。しかし、関節円板が帯同して元の位置に戻れなくなり、前方に居残ってしまうことがあります。すると、次に口を開けたときは関節の運動を補助する目的の関節円板が、今度は下顎頭が前方障害物となってしまい、口が開かなくなるわけです。

 この原因には、咬み合わせ、噛み癖、歯ぎしり、ストレスなど、多くの要因が関連します。関節円板が自然に元の位置に戻り、口が開くようになることもありますが、繰り返すうちに元に戻らなくなり、口が1㎝程度しか開かなくなってしまうこともあります。

 治療は、歯科口腔外科などの専門医に任せるべきでしょう。開かなくなった直後であれば、徒手による関節の整復を行います。一般的にはマウスピースによる治療や関節内注射などにより、関節円板の整復を図ります。重症化すると関節円板に穴があいてしまい、手術が必要になります。このような症状の場合には、咬み合わせを含めた総合的な診断と治療が必要になりますので、早めに歯科口腔外科などの専門医を受診しましょう。

顔が腫れた(顎顔面の腫脹)

 顔の腫れ(口の中を含む)は炎症、腫瘍、嚢胞などで生じます。まず腫れの経過を思い出してください。

 ①ぶつけた記憶がある。

 ②2〜3日で腫れがひどくなった。

 ③腫れ始めに痛みがあった。

 ④押すと痛い。

 ⑤同じ腫れを繰り返している。

 ⑥数週間〜数ヶ月前から腫れは変化なし。

 ⑦しびれをともなう。

 

 ①〜④では、急性の炎症(外傷や感染症)が考えられます。

 ⑤は、その部の炎症(感染)を繰り返していると思われます。腫れが退いたのは感染症が治ったのではありません。腫れの原因は残っていますので、放置しないでください。

 ⑥は、腫瘍や嚢胞などが疑われます。

 ⑦は、骨髄炎が¥や腫瘍が疑われます。

 ⑤〜⑦は、画像検査が必要になりま。

 特に⑥や⑦は、CTやMRIなどの特殊な画像検査が必要になる事が多いです。

 いずれにせよ歯科医院での検査が必要です。腫れた感じがするという訴えは、その部の疼痛も影響しますので、普段の顔を知る家族などに見てもらうのも良いでしょう。口の中の腫れは舌で触ることで自覚可能で、顔の腫れは化粧時や洗顔時に自覚できます。腫れを自覚したら、とりあえず鏡を見て(口の中も)、部位、色、痛み、範囲を確認してください。

 すぐに受診できない場合は、状況を絵に描いたり、写真撮影(モバイルなど)などで記録してください。受診時に役立ちます。

 腫れ始めには、水道水で冷やしてください。氷では冷やしすぎです。また顔を冷やす時は目の周囲は冷やさないでください。薬局では抗菌薬をすすめられると思います。服薬する場合、薬剤の添付書をよく読み、不安でしたら薬剤師の指示を受けてください。服薬時には服薬内容と服薬時間を記録してください。

 

あご(顎)の関節が痛い(顎関節の疼痛)

 朝起きた直後あるいは夕方から夜にかけて、口を大きく開けると耳の穴の前方部に痛みを感じるようであれば、それはあご(顎)の関節の痛みの可能性があります。

 痛みに合わせて口を開ける際に、その部分にガクっとした感じや、頬やこめかみの付近の筋肉痛を自覚することもあります。口を開けるときに痛む(開口時痛)、口が開きにくい(開口障害)、開くときに音がする(開口雑音)、これらの症状を認めた場合は顎関節症の可能性があります。

 開けるときの痛みは朝起きた直後、あるいは夕方から夜にかけて強く感じることが多く、寝ているときの歯ぎしりや食べるときの噛みぐせなどで、顎の関節に負担が多くかかっていることが直接的な原因です。これらを、ストレス・歯ならび・噛み合わせなどの要因が、関節的に助長します。

 14〜17歳頃は顎関節の成長期にあたり、同様の症状を認めることがありますが、多くの場合は成長が終わるにつれて消退します。成人でこのような症状を自覚した場合には、注意が必要です。

 顎の関節は口を開くときは回転しながら前方にずれてゆきます。この動きをスムースに行うための役目をしているのが関節円板といわれる組織で、これが圧迫されたりずれたりすることで、先の3つの症状が発生します。顎関節症が進行すると、この円板が前方に落ち込んで口がほとんど開かなくなったり、穴があいて強い痛みを感じることがあります。さらに進むと、関節の骨の形に変形をきたすこともあります。高齢の方で入れ歯(義歯)を使っている方は、より症状が強く出ることもあります。

 このような症状があったら、痛みを我慢して口を大きく開けることはせず、口を開くのは痛くない範囲にとどめて、なるべく安静にする必要があります。鎮痛薬や湿布薬で痛みが軽減することもありますが、一時的なものにとどまります。顎関節症の診断には、症状の他にエックス写真やMRIなどによる検査が必要になります。治療は病状や噛み合わせの状態によって方法が異なってくるので、顎の関節に継続して痛みを感じるのであれば、歯科医院で診察してもらうほうが良いでしょう。

 

顔が痛む(顎顔面の疼痛)

 顔の痛みは外傷、炎症、感染症、神経痛、顎関節症など、さまざまな原因で生じます。自分で原因が推定できる場合(虫歯、打撲など)は近隣の歯科医を受診すれば良いでしょう。原因がわからない場合や夜間の痛みは不安を高めるため、痛みを強く感じてしまいます。そのような場合は、以下の内容を観察してください。

 痛みが生じたら、体と顔の力を抜いて、口を軽く開いて上下の歯を離した状態で調べてください。

 ①この状態(何もしていない状態)で、痛みが少なくなりますか?

 ②痛みの種類は、心臓の鼓動に合わせてズキンズキン?あるいは重い感じ?

 ③痛みが悪化するのは、「噛む、横になる、大開口、硬い食品を噛むなど」の行動と 

  の関係がありますか?

 ④痛みが悪化する時間帯は(起床時、食事時、入浴時、睡眠中など)?

 ⑤痛みの持続時間は?

 ⑥痛む部位を明確にできますか?

 ⑦腫れていますか?

 ⑧腫れた部位を押すと痛みが悪化しますか?

 ⑨発熱はありますか?

 10この痛みはいつからありますか?

 11痛みは日々悪化していますか?

 12しびれや運動麻痺がありますか?

 これらの質問で、3ヶ月以上続く痛みがあり、特定の行動や時間帯に悪化し、重い感じの痛みならば慢性痛が考えられますので、痛みが悪化する行動を避け、歯科医院を受診してください。

 また神経痛では、電気に触れたような激痛が数十秒あり、その後に痛みが消えるという特徴があります。鎮痛薬を飲むことはかまいませんが、添付文書に従って服用してください。不安でしたら薬剤師の指示を受けてください。また服用薬剤と服用時間は記録して受診してください。神経欠落症状(しびれや動かないなど)をともなう場合は、腫瘍性の病気が疑われます。

口の中がヒリヒリする(口内炎による疼痛)

 口の中の粘膜がただれて炎症を起こしている状態を、まとめて口内炎と呼んでいます。

 一般的に口内炎と言われているのは、疲れたときや体調が悪いとき、唇・頬の粘膜・舌などにヒリヒリした痛みを感じる直径2〜3㎜程度で周囲が赤く、その中心部に白っぽい潰瘍を形成するアフタ性口内炎と呼ばれるものです。何もしなくても、3日から7日くらいで自然に治ってしまうのが一般的です。

 原因は、過労・栄養不良・ストレスなどがあげられます。痛いので歯磨きをしないで口の中を不潔にしていると、二次的に感染を引き起こし長引くことがあるので、うがいなどで口の中を清潔にして休養をとることが大切です。口内炎を自覚して1週間経っても症状が改善しない場合には、歯科医院を受診してよく調べてもらうことが大変重要です。口内炎といっても、さまざまな病気の症状あるいは初期の症状として現れることがあるからです。

 口内炎を症状とするものには次にあげるものがあります。

ウィルス感染による

  単純疱疹

  帯状疱疹

  ヘルパンギーナ

  手足口病

 免疫異常・アレルギーによる

  天疱瘡

  類天疱瘡

  表皮水泡症  

  薬物性口内炎

  多型滲出性紅斑

  スティーブンス・ジョウンソン症候群

  中毒性表皮壊死剥離症

  全身性エリトマトーデス

  ベーチェット病(慢性再発性アフタ)

 感染などによる

  壊死性潰瘍性歯肉口内炎

  壊疽性口内炎

  口腔カンジタ症

 腫瘍などによる

  口腔扁平苔癬

  紅板症

  口腔がん

また一見、口内炎のようでも実は異なった口の粘膜の病気の場合もあります。もっとも注意が必要なものは、口腔がんです。口腔がんの初期症状は、舌・頬粘膜・口唇の粘膜にできたごく小さい潰瘍として現れ、アフタ性口内炎と区別がつかないことがあります。したがって、自己判断で市販薬などを塗ってむやみに様子を診ていると、病気が進行してしまうことがあります。

 口内炎が、①1週間以上治らない、②強い痛みや出血をともなう、③徐々に大きくなる、④同時に3ヶ所以上にできている、このような場合はすぐに歯科医院を受診し、適切な検査と診断、そして治療を受けるようにしてください。

 

 

第8回 首都圏滅菌管理研究会

皆様こんにちは。顕微鏡アシスタントkanaです。

6月28日に行われました、首都圏滅菌管理研究会に出席してまいりました。

今回は、東京医科歯科大学 鈴木章夫講堂で開催されました。

去年の11月に参加させていただいた際の、東京大学内にあります、伊藤謝恩ホールとはまた違った雰囲気で、大変貴重な時間を過ごすことができました。

 まず、東京大学付属病院 深柄 和彦先生の『感染症と栄養』の講演からスタートしました。

最新の手術など派手な治療ばかりが注目される昨今で、何よりも大事なのが体に送る栄養だということが分かりました。体調がよくない時、点滴や予防的抗菌薬で安心してしまいがちですが、お年を召した方でも1日に摂らなくてはならない栄養素は、若い人と変わらないそうです。毎日健康でいるために、しっかりとした食事をとることを心がけていきたいです。

 

そして、今回の講演の前半は、Loan Instruments(業者貸し出し手術機械)について行われました。

Loan Instrumentsが使用されるにあたり、それぞれの立場から見た利点と問題点があると思います。

最新の医療機器で、比較的安価で使用することができるということで言えば、患者・医師側の利点につながります。また、少ない予算の中で、多メーカーの製品を運用できる、また、旧製品の維持管理を行う必要がないということから言えば、医療施設側・製造者・業者側の利点につながります。

ただしそこには、問題点も多く、貸し出し機械に対する管理上の責任の所在が明らかではなく、医療事故発生を予防する観点から患者の安全が確保されていないというものであります。

問題点があるということは、裏で日々努力と工夫を行っている方々がいるということです。より良い、Loan Instrumentsの使用について考えさせられました。

後半は、洗浄・消毒・滅菌についての講演が行われました。

新宿・愛生歯科医院の田口先生の歯科医院における、洗浄・消毒・滅菌についての講演は、患者・医師・スッタフの安全のためにも、必要不可欠であるとされておりました。

当院でも、洗浄・消毒・滅菌徹底管理されておりますが、残念なことに日本の一般的な歯科医院ではまだまだ改善点が多くあるというのが現状です。

今後、歯科医院の現場が改善され、医療事故による感染がなくなり、より良い治療を受けることができる世の中になりますように。。。

そして、私は医療従事者として更に意識を高め、日々の業務に勤めてまいりたいと思います。

 

歯肉から出血する(歯肉出血)

皆様こんにちは。顕微鏡アシスタントkanaです。

「歯茎から血が出せんか?」なんていうCMもありますね。今日は歯肉からの出血のお話しです。

▼出血のおもな原因

 歯肉(歯ぐき)は血管に富んでおり、食べ物などによる刺激で容易に出血します。また、常に唾液が表面を流れているため、止血しにくく、多量の出血と勘違いしたりします。出血のおもな原因は、歯周病、外傷、全身疾患に起因するものがあげられます。

▼歯周病の場合

 歯周病に起因する場合、出血は歯肉の辺縁、特に歯と歯の間の歯肉(歯間乳頭部)から出血することが多いようです。このようなときの歯肉は紅色または暗赤色で腫れた状態となっていますので、歯ブラシの使用時などの刺激により容易に出血しますが、ほとんどの場合、そのままで自然に止血します。

▼歯肉に外傷を受けた場合

 歯肉に外傷を受けた場合の出血は、歯肉のみに限局した小さな傷はガーゼなどの圧迫により止血できます。

 しかし、いずれの場合も、全身的な疾患があるときやその治療薬によってはなかなか止血しづらいことがありますので、全身疾患を有するときは主治医や歯科医師に相談してください。外傷のとき、湧き出るような出血や拍動性の出血がある場合は、あご(顎)の骨の骨折を起こし、血管を損傷している可能性がありますので、ただちにガーゼなどにより圧迫し、歯科医院を受診してください。

▼全身疾患による場合

 全身疾患に起因した出血で、一番問題となるのは、再生不良性貧血、白血病、紫斑病、血友病などの血液疾患によるものです。この場合の出血は、何となく流れ出すような出血が続き、自然止血しません。

 特に、急性白血病の場合、歯肉縁からの出血を初発症とすることが多いので、2〜3日このような症状が続くときは、大学病院などを受診してください。

 ご参考までに。

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