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👶乳前歯の生えはじめ 歯みがきに慣れる大切な時期

 

 

🔹歯みがきに慣れる大切な時期

 

  寝る前だと機嫌が悪くなる’場合は、夕食後の機嫌の良さそうなときを見計らって、

 手早くみがいてあげます。きちんとみがくことにより歯磨きに慣れることのほうが大

 切な時期なので、ゴシゴシと強くみがくのは禁物です。特に、上の前歯の歯肉は敏感

 な部分なので、ここを歯ブラシで強くみがくのは禁物です。特に、上の歯の歯肉は敏

 感な部分なので、ここを強くみがかれると嫌がる子が多い様です。

  このように乳前歯が生えてくる0歳代後半は歯磨きの導入の時期とも言えますが、

 口や歯の健康を守るためには、この時期の食習慣についても配慮が必要です。

 

👶乳前歯の生えはじめ 模倣の利用

 

🔹模倣の利用

 

  ただ、生後半年を過ぎますと、子供はいろいろな場面で親や兄姉のまねをしたがり

 ます。このような模倣を利用して、歯ブラシや歯をみがくことに興味を誘っていく方

 法も試みると良いでしょう。家族みんなでみがいている場面を見せたり、歯ブラシを

 一緒に持たせて口の中に入れてみたりと、まずみがく雰囲気に慣らして歯みがきが日

 常的なものであることを感じとらせたり、歯ブラシの感触に慣らしていきます。

  上の前歯は、10ヶ月ころから生えてくることが多いものですが、ここはよだれ(唾

 液)の洗浄作用が達しにくい部位のため、一度歯についた汚れは自然には取れにくく

 なります。上の前歯が生えてきて、歯ブラシの感触にも慣れてきたら、そろそろ一日

 一回は歯みがきする習慣をつけたいものです。

 

👶乳前歯の生えはじめ(生後7ヶ月頃まで)

 

👶

 乳歯が生えはじめるのは、平均的には生後6〜8ヶ月頃で、下顎の前歯から生えてくる

子が多いようです。この時期にはよだれが多くなりますが、これは離乳も始まり、子供

が食事に意欲的になってくることや、歯の萌出をはじめとして口の中も変化し、またなんでも口に持ってきて確かめようとする時期なので、これらの刺激で唾液の分泌が促進

されますが、まだうまくたまった唾液を飲み込んで処理できないので、よだれとしてそ

とに出やすいわけです。下の歯についた乳や離乳食のカスはこのよだれによって洗い流

されてしまいます。

 

 

🔹下の前歯萌出時期の手入れ

 このように、下の前歯だけの時期には、歯ブラシでみがかなければ取れない汚れがつ

きにくく、また生えてきたばかりの乳歯をゴシゴシ身がくと歯肉まで歯ブラシがあたっ

てしまい、子供が歯磨きを嫌がる原因を作りかねません。湯冷ましを飲ませたり、ガー

ゼで拭いてあげる程度で、この時期の手入れは十分でしょう。

 

✳︎歯の生える時期

 

 

🔹歯の生える時期

  歯が生える時期が近づいたら、ときどき口の中を指でさわってあげると良いでしょ

 う。指先は乳首の形にも似ており、他から加えられる刺激としては、もっとも抵抗の

 少ないものと考えられます。指で歯茎にさわってみて、ふくらみがでてきていたら、

 生えるのも近いでしょう。指でさわられる感触に慣れていれば、歯磨きの第一段階で

 あるガーゼみがきなどもスムーズにできると思われます。

✳︎乳歯が生えるまで(出生から生後6ヶ月ころまで)

 

 歯のない時期、すなわち無歯期は、哺乳が主体の時期です。哺乳は出生時に乳児がす

でに身につけている反射によってなされる行為ですが、この時期の口の形は、上下の顎

の位置関係や口蓋(上あごの歯列の内側の部分)にくぼみがあることなど、母乳やミル

クを吸うのに適した形をしています。また歯のないことも、舌が乳首をとらえて乳を吸

うときに自由に動くのを邪魔しないという点で、哺乳に適しています。

 

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🔹歯のない時期

  歯のない時期の口には、母乳やミルクが長時間たまっていることもありませんし、

 授乳後の乳の残りは唾液とともに飲み込まれて自然にきれいになります。

  ときどき。舌苔といって舌の表面に白い苔状のものがつくことがありますが、これ

 は乳児期の一時的なものなら無理に取り除かなくて良いでしょう。熱が出たあとやお

 腹をこわしたあとに褐色の暑い舌苔が付いているときは、湿らせたガーゼなどで清拭

 してあげましょう。

  乳児は、感覚や運動を通じて人や物とかかわりながら発達していくものですが、特

 に口での感覚の受け入れは初期から発達します。胎児でも口への刺激に対する反応は

 最も早期に発達し、胎生8週頃から見られるという報告もありますが、乳児では、ま

 ず出生直後から乳首の感覚を受け入れて乳を吸うという反射行動が生じます。

  次に自分の手や指、衣類やタオルを口に持ってきて、なめたりしゃぶったりするよ

 うになり、物がつかめるようになると身のまわりのおもちゃに手をのばして口に持っ

 てきて、なめたりしゃぶったりして遊ぶようになります。

  このようなさまざまな口への感覚刺激は、口のまわりの過敏さをとったり、哺乳の

 反射を消退させることにもつながり、哺乳への準備としても、歯ブラシの導入を容易

 にするという面でも重要なものです。

 

✳︎乳児期の口の手入れ(管理)


✳︎乳児期の口の手入れ(管理)

 

 

 出生から1歳半頃までの乳児の全身的な発育はめざましいものです。同時に、食べる

こと(摂食)やしゃべること(言語)など口を使ってなされる機能も、その基礎となる

発達がこの時期に起こります。

 摂食の面では、母乳やミルクの乳汁だけで栄養を摂っていた哺乳期を経て、3食の固

形食で大部分の栄養を摂れるようになる幼児食期まで進みます。

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乳歯

 言語の面ではアーアー、ウーというはっきりした意味を持たない喃語の時期から、マ

マ、マンマというような単語ではあっても一応コミュニケーション手段としての言葉を

発するまでに発達します。

 このような機能の発達に対応して、口の中も乳歯が生えてきたり、あご(顎)や歯列

が大きくなり、口全体の容積も広がるというように変化します。

 この時期の前半は、まだ歯が生えていないため、歯磨きなどの積極的な口の手入れは

不要です。また、下の前歯だけの時期なら、唾液が常に歯の表面をきれいにしてくれま

す。しかし、1歳を過ぎて上の歯が生えそろい、奥歯が生えてくる頃になると、子供の

口の中に虫歯(う蝕)の原因菌が定着しやすくなり、歯についた汚れ(歯垢)も唾液で

は取り除きにくくなるため、歯磨きの必要性がでてきます。

 ところが、奥歯が生えたからと急に歯磨きを始めても、なかなかきちんと磨けるもの

ではなく、また歯磨きの習慣も一朝一夕で身につくものではありません。歯磨きなどの

口の手入れを上手に子供に身につけさせるためには、準備段階を含めてステップをふん

だアプローチが必要でしょう。

 1歳までに虫歯が出来る子は非常に少ないのですが、1歳を過ぎて上の前歯が揃ってく

ると、虫歯になる子が徐々に増えてきます。地域や年度によって差はみられますが、1

歳6ヶ月児検健診で虫歯の認められる子は2〜5%程度です。この時期の虫歯は上の前歯

に見られることが多く、歯磨きより食生活との関連が深いことが知られています。

 就寝時の種乳習慣の継続や甘味飲料、スポーツ飲料えお哺乳瓶で与えることなどが、

虫歯の原因となりやすいようです。この時期の口の健康を守るためは、より良い食習慣

と歯磨き習慣を、子供に身につけさせることが重要となります。そこで、口の発育時期

に合わせた習慣形成や手入れの方法について考えてみましょう。

 

🔹口蓋裂児の哺乳の工夫

 

 

🔹口蓋裂児の哺乳の工夫

  お母さんの胎内では、完全に母体に依存して育ってきた赤ちゃんも、出生の瞬間か

 ら赤ちゃん自身で生きて行くための活動を開始しなければなりません。哺乳という栄

 養摂取のための生理的活動もその一つで、出生直後から’反射運動として赤ちゃんに備

 わっています。

口蓋裂

口蓋裂

  口唇・口蓋裂という病気は、この栄養の取り込みを行うための口や口の中に異常が

 あるわけですから、生まれてすぐから、赤ちゃんがお乳をうまく飲めないという問題

 が生じることがしばしば起こります。

  口唇裂だけの赤ちゃんの場合は、口唇で乳首を上手に捕らえることが難しい場合が

 ありますが、お乳を吸う力や飲み込むことに関してはほとんど問題がないようです。

 しかし口蓋裂をともなう赤ちゃんでは、口の中の天井ともいえる口蓋の部分に裂があ

 るので、お乳を吸い出すために必要な口の中を陰圧にする力が弱く、乳首を口蓋の部

 分に押しあてて、舌で絞り出すことが上手に行えないため、授乳に関する問題が起こ

 ることになります。また鼻からお乳が漏れ出たり、溢乳や吐乳なども起こりやすくな

 ります。

 一般にこれらの問題に対しては、次のような指導や工夫がなされています。

  授乳は直接母親のおっぱいからすることが母子関係の面からも望ましいわけです

 が、実際はうまくお乳を吸えないことも多いため、搾乳して、飲みやすい哺乳瓶から

 与えるようにします。口蓋裂の赤ちゃんのために工夫された特殊な乳首の哺乳ビンも

 数種類市販されていますが、一般用の乳首の孔を広くしたり、孔の数を増やしたり、

 十字に切り込みをいれたりして吸いやすくして使用することもできます。また、乳首

 自体を何回か煮て柔らかくして使うことも良いでしょう。

  授乳の姿勢は赤ちゃんを立たせ気味にすることで、鼻漏れや溢乳、むせなどを起こ

 しにくくさせ、授乳中に空気をたくさん飲むことも多いので、排気(げっぷ)をこま

 めにさせてあげることも大切です。また、一回の哺乳時間は15〜20分程度に¥を目安

 として、1回分の哺乳量が少ない時には回数を増やしてあげるようにすると良いでし

 ょう。1回の哺乳時間が長くなり、赤ちゃんやお母さん自身が疲れてしまわないよう

 にしましょう。

  いずれにしても大切なことは、焦らずじっくりと、その赤ちゃんに合った方法を探

 し出したり、合うように工夫してあげることです。多くの赤ちゃんは、日が経つにつ

 れて、上手に哺乳できるようになりますが、どうしてもうまく授乳できない場合や、

 発育が順調でない場合には、医師などに相談してみてください。

 

🔹自立支援医療(育成医療)制度

✳︎自立支援医療(育成医療)制度について

 口唇・ 口蓋裂の治療には、児童福祉法に基づく医療制度である育成医療制度の適用

も受けることができます。

 この制度は18歳までのお子さんが健康保険を利用して機能改善が見込める治療を受け

たときの家族負担分に対して適用されますが、指定された育成医療機関で治療を受ける

ことが条件となります。

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自立支援

 この制度による給付を受けるためには、原則として治療前に医師の意見書や世帯調

書、世帯主の収入証明となる書類などを申請書に添えて、居住地の保健所や保健センタ

ーに提出し、審査を受けることが必要となります。地域や世帯主の所得の状況によって

は負担金が異なる場合もあります。また育成医療の期間が過ぎた18歳以上の患者さんで

は、状況に応じては更生医療制度が適用されていますが、特別な美容整形的な手術や歯

科治療の一部には保険が適用されないものもあり、詳細は担当の医師や医療ソーシャル

ワーカーなどに相談されたほうが良いでしょう。

 

✳︎親の会友の会などの活動について

 口唇裂・口蓋裂という障害をもって生まれたお子さん達のご両親や家族の方、あるい

は成長された患者さん自身が中心となって、各地域ごとに、また全国規模で口唇・口蓋

裂のお子さん達のより良い医療や生活を求めて、自主的に活発な活動をしている組織が

親の会や友の会などのグループです。

 おもな活動として、口唇・口蓋裂のお子さんの育児に関するさまざまな悩みや、療育

に関する問題などに対して会員が情報を交換しあったり、相談を受けたり、種々の企画

を通じて会員家族の交流の場ともなっています。また口唇・口蓋裂に関する各分野の専

門家の講演会や勉強会を開催し、最新の知識の収集などに努めています。

 さらに、各地域の会が連携し合い、より良い医療体制、社会的保障制度の改善や充実

を求めたり、この障害に対する一般社会での理解を促そうとする社会的な活動も精力的

に行われています。

🔹口唇裂・口蓋裂の治療費と医療福祉制度について

🔹治療費と医療福祉制度について

 

  口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんは早期より手術や言語訓練、耳鼻科的治療、歯科的治療

 などにより医療機関への通院が必要となり、必然的に通院回数も増え、通院期間も長

 期に渡ることが多くなります。したがって、手術のための入院やそれぞれの治療の通

 院にかかる費用の負担が大きくなります。

厚生労働省

厚生労働省

  しかしわが国の場合、ほとんどの人々が保険制度によってなんらかの健康保険に加

 入しているため、保険治療を行っている通常の医療機関であればこの適用を受ける

 ことができ、乳幼児医療費助成制度やまた高額分に対しては高額療養費制度が設けら

 れています。

  一般には保険の適用されない歯科矯正治療なども、口唇・口蓋裂の治療に限っては

 認められています。

✳︎口唇裂・口蓋裂 歯や歯並びに関する問題

 

✳︎歯や歯並びに関する問題

 

 口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんも歯の生える時期や準順序に大きな違いはありませんが、

裂の近くの歯が斜めや曲がって生えたりすることがあります。また歯の質に少し弱い部

分があったり、歯の数が少なかったり、反対に多い場合もあります。裂の範囲やタイプ

によっては、歯並びが裂の部分で分断されて歪んだ形になってしまい、噛み合わせも上

下が反対の形で噛み合う状態になることもあります。

歯並び

歯並び

 歯や歯並びなどの問題や、手術後の裂の付近の粘膜や筋肉などのつっぱりの状態など

によっては、食物の停滞や口の中を清潔に保とうとする自浄作用が低下し、清掃性(歯

みがき)の難しさも加わり、赤ちゃんの時期からむし歯(う蝕)が発生しやすい状況に

なります。食生活の面でも、つい家族の方もお子さんが好む甘味物や飲料を与えがちに

なったりする傾向があります。

 これらの不利な条件がそろうとむし歯が多発したり、重症化して痛みが出たり、歯を

失うことにもなり、その結果、歯並びや噛み合わせにさらに悪い影響が起こり、将来始

まる矯正治療も良い条件でできなくなってしまうこともあります。

 したがって、赤ちゃんのときから虫歯の予防を主としたケアがとても大切です。歯並

びや噛み合わせの問題は、将来生え変わる永久歯の歯並びを目標に矯正治療によって改

善され、歯が足りない部分は最終的に補綴治療で回復されます。最近のこれらの歯科分

野の治療の進歩はめざましく、より審美的、機能的な改善がなされています。

 以上、主な問題だけを取り上げましたが、口唇裂・口蓋裂の治療やケアは、各分野の

専門家が連携して協同で行う体制が望ましく、現在わが国でも医科や歯科の多くの分野

に加え、臨床心理士、医療ソーシャルワーカーなどの、保護者や患児を精神面や社会面

でサポートしていく専門家が一つのチームを作り、総合治療を目指すようになってきて

います。

 

✳︎口唇裂・口蓋裂 治療後の問題について

 

🔹言葉に関する問題

 

 

 人が言葉を話すためには、精神面での発達が順調であるとともに、口や口の中の器官

がうまく協調しあっって機能しなければなりません。話をするときには、口蓋の奥の軟

口蓋と呼ばれる柔らかい部分が、上に持ち上がり、鼻と喉の部分を閉鎖して息が鼻のほ

うへ抜けないようにしますが、口蓋裂があるとこの動きがうまくいかず、鼻咽腔閉鎖不

全の状態が起こり、発音の障害が生じることになります。 

イリタニオフィス

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 口蓋裂の手術は、鼻咽腔閉鎖機能を言葉の発達過程の早期に十分改善させることを大

きな目的の一つとしています。したがって手術後も、言葉が正常に発達しているかどう

かについて、言語聴覚士などの専門家に定期的なチェックをしてもらう必要があります。

 鼻咽腔閉鎖不全以外にも、上あごの形や歯並びなどによっても言葉に影響を及ぼして

いる場合もあり、必要があれば時期を見て言語訓練や指導がなされることもあります。

またお子さんに言語の発達の過程で、言葉を楽しく覚えてのびのびとお話ができる環境

を、日常生活のなかで整えてあげることも大切です、

✳︎口唇裂・口蓋裂 治療後の問題について

 

 

✳︎治療後のケアと定期検診

 

 

 口唇裂・口蓋裂の治療は、口唇や口蓋の形成手術がうまくいくことが重要であること

は当然ですが、手術がうまくいくことが重要であることは当然ですが、手術だけで問題

が全て解決するわけではありません。栄養管理の面で大切な哺乳や離乳に対するケア

や、上気道感染の防止などの小児科的な指導や管理は、手術前の時期では赤ちゃんの体

力養成に必要です。また、手術後も全身的な発育や精神的な発達を定期的にチェック

し、なんらかの問題が生じれば早期に見つけて対応することも大切です。

 口唇裂・口蓋裂のお子さんに一般的に生じやすく、専門的な治療や管理には次のよう

なことがあります。

 

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治療後の問題については以下になります。

 

1.耳に関する問題

 

2.言葉に関する問題

 

3.歯や歯並びに関する問題

 

 

 

1.耳に関する問題

 

 口蓋裂のあるお子さんに多い耳鼻科的な病気として、滲出性中耳炎があげられます。

滲出性中耳炎とは、耳の中の中耳と呼ばれる部分に水が溜まる病気で、中耳と口の奥の

咽頭を結んでいる耳管が機能異常のため、口の中から感染により、中耳に炎症を起こす

ことにより生じます。

 中耳に水が溜まると、音がうまく伝わらず伝音性難聴を引き起こすことになり、口蓋

裂のお子さんでは、この耳管の開口部の働きや形態的な異常が生じやすいのではないか

と考えられています。

 このような耳の聞こえが悪くなる病気は、言葉の発達にとっても直接的な影響を与え

る問題であり、耳鼻科医による定期的な検査が大切です。

 

 

第16回 首都圏滅菌管理研究会

 

 第16回首都圏滅菌管理研究会に参加させて頂きました!

 

 

開催日 平成31年4月20日(土) 10:00~16:55
場所 東京医科歯科大学 鈴木章夫記念講堂
テーマ  再生処理と感染対策のピットホール

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講演プログラム

1.【感染症基礎講座XI】
  「意外に知られていない消毒の要点」
  齋藤 祐平(東京大学医学部附属病院 手術部)

2.【教育講演I】
  「続・内視鏡外科手術機器のリプロセス時のポイント」
  彌田 佳之(オリンパスメディカルサイエンス販売株式会社)

3.【シンポジウム】

  「意外に気付かない再生処理の誤解」
   I. 「搬送と仕分け」
     荻野 亜起子(自衛隊中央病院)
   II.「意外に気付かない再生処理の誤解 洗浄、組立、滅菌」
     小林 誠(榊原記念病院)、酒井 大志(越谷市立病院)
   III.「どのように管理していますか? ~中材からの払い出しと保管~」
     大西 真裕(株式会社リジョイスカンパニー)
   IV.「歯科器材処理の中央化にあたっての課題」
     大 川 博史(日本ステリ株式会社、東京大学医学部附属病院)

4.ポスターセッション
(1601) 「da Vinciのインストゥルメントにおける、洗浄後の乾燥時間削減に向けた取組み」友部 千裕、他

5.【会長講演】
  「より良い中材へ! 研究会からの提案」
  深柄 和彦 (東京大学医学部附属病院 材料管理部 部長)

6.【教育講演II】
  「滅菌部門従事者への人材育成について ~滅菌部門の人材育成を12年間担当した振り返り~」
  久保木 修(京滋滅菌業務研究会 代表)

7.ディスカッション

8.【参加自由型企画】「職場の人間関係の悩み」
  パネリスト
  市橋 友子(聖路加国際病院)
  菊池 光高(日本ステリ株式会社)
  小松 正廣(株式会社リジョイスカンパニー)
  松本 敏明(鴻池メディカル株式会社)

 

 

 この度のセミナーを通じて、医療従事者として身に付けるべき感染防止や消毒・滅菌

に関する基本的な事を学ぶことができました。これまでの業務で重要なポイントを見落

としていたりすることがないかなど、そして未熟な部分は知識を高めて参りたいと思い

ました。1つ1つの業務内容や患者様と接する際の注意すべき事など重ね合わせて拝聴

することができたので、非常に得るものが多いセミナーでした。

 特に印象に残っているのは、東京大学医学部附属病院の齋藤先生の「意外に知

られていない消毒の要点」で、すぐにでも実戦で生かせる消毒についてのご講演でし

た。私たち医療従事者の手指消毒がどれほど重要であるかということ、そして消毒の種

類について、どのような時にどのような対応をするかということを理解し、より清潔

で、なおかつ医療の現場として感染防止のための様々な消毒が用いられる事を学びまし

た。これらの知識から滅菌業務においてもよりよい環境が作っていけると思いました。

知識が身に付いていなければ、患者様の信頼を得ることはできません。そのため、消毒

や滅菌をおろそかにしてはいけないと痛感しました。

 研修で講師の方々からいただいた知識を意識し、消毒・滅菌スキルを高めるととも

に、プロ意識を持って業務に取り組んでいきたいと考えています。

 この度行われた講演では、医療従事者として感染症や滅菌についてより一層多くのこ

とを習得することができました。このような機会を与えてくださった入谷先生を始め、

研究会の運営にも携わっていらっしゃる戸田さん、この場をお借りいたしまして感謝申

し上げます。

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✳︎口唇裂・口蓋裂 治療

口唇裂・口蓋裂の治療

 

 口唇裂・口蓋裂の子どもに対する治療の目的は、生まれつき離れて開いてしまっって

いる裂の部分を閉じ合わせて通常の形に戻し、正常な機能を習得できるようにしてあげ

ることです。

 これにはどうしても外科手術が必要となります。かなり以前は、口腔外科、整形外

科、耳鼻科などの診療科でこの手術が行われていましたが、現在では口腔外科、形成外

科が専門的に手術を行っています。

 大きな病院や大学病院では、口唇裂・口蓋裂センターを設置して、手術を受けた後の

他の必要な治療や管理を、専門科が連携しながら一貫して行っている施設もあります。

 

 

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唇顎口蓋裂

 

▶︎口唇裂の手術

  口唇裂の手術を行う時期について、一般的に生後約3〜4ヶ月頃で、赤ちゃんの体重

 が6㎏を超えた頃を基準として行われています。口唇裂が両側にある場合には、裂の

 状態によっては両方を一度に手術を行う場合と、この時期にどちらかの片方だけを手

 術し、この傷が治ってくるのを待って、生後6〜7ヶ月、もう片方を手術する方法も行

 われています。

  手術がなぜこの時期かというと、赤ちゃんの全身的な状態が安定してくる時期であ

 り、手術を行う部分の口唇がある程度発育してくるので、手術がやりやすくなること

 があげられています。

  最近では、この手術をするまでの期間に、口の中にマウスピースのような物を装着

 して哺乳をしやすくしたり、離れている歯ぐきの部分をできるだけ寄せて手術をしや

 すくする方法も試みられています。しかし、赤ちゃんに心疾患などの合併症がある場

 合はその疾患とのかね合いで、口唇裂の手術時期が延期されることもあります。 

  手術は入院して、赤ちゃんが全身麻酔によって眠っている間に行われ、通常手術後

 1〜2週間で退院となります。実際の裂部を縫い合わせる手術の方法については、裂の

 タイプや範囲、施設によって多少異なり、詳細は専門書にゆずりますが、いずれにし

 ても、裂部を単に縫い合わせるのではなく、鼻や口唇の形や手術後の発育、機能が十

 分に得られるような綿密な方法で行われています。

  また、口唇裂だけの場合、この初回のし手術で目的のほとんどは達成されますが、

 その後の成長に合わせ、傷跡や鼻の形などの修正手術を時期を見て行うこともありま

 す。 

 

 ▶︎口蓋裂の手術

  口蓋裂の手術を行う時期や方法については、以前より国内でいくつかの意見があ 

 り、それぞれの施設で少しでも良い手術結果を求めて、時期や方法を検討しているの

 が現状です。口蓋裂の手術の重要な目的は、食物をよく摂取できるような口蓋の形態

 や機能の獲得と、鼻咽腔閉鎖機能という言葉の面で非常に重要な働きを改善すること

 にあります。

  言葉の面では、できるだけ早い時期に口蓋の手術をしたほうが正常な発音の習得に

 有利であり、一方、顎の発育や歯並びなどの面では、発育がある程度進んだ遅い時期

 に手術をしたほうが影響が少ないと言われています。したがって、おもに最近では年

 齢が1歳代で軟口蓋と呼ばれる奥の部分だけを閉じておいて、顎の発育を考慮して5〜

 6歳までの間は、硬口蓋の部分の裂は、人工の閉鎖床という装置でふさぐことになり

 ます。

  いずれの手術法でも、それぞれ長所や短所があり、この短所の部分をできるだけ少

 なくする方法が工夫され、行われています。

  また最近では、これらの口唇や口蓋の形成手術以外に、将来永久歯が生え始めて歯

 並びや噛み合わせの治療(歯科矯正治療)を行う時期になって、これらの治療と関連

 して、歯を並べる土台とも言える歯槽骨が裂によって欠けている場合にはその部分、

 骨を作るための骨移植の手術が行われることが一般的になっています。これらの手術

 も、患者さんに少しでも良い歯並びの形態や機能を回復してもらうことを目的とした

 ものです。

✳︎唇顎口蓋裂 原因

口唇裂・口蓋裂 原因

 

 口唇裂・口蓋裂の赤ちゃんが生まれてくる原因については、多くの研究者により研究

されていますが、明らかな原因は現在のところまだわかっていません。

 一般的に、生まれつきの異常はすべて遺伝が原因していると考えがちですが、決して

単純に遺伝的要因だけに左右されるものではありません。確かに遺伝的要因の関与が高

いことも否定されてはいませんが、母親の胎内で順調に発育していく過程を妨げようと

する周囲の要因、つまり、これら環境的な要因と遺伝的要因が相互に作用して、妊娠初

期の口唇や口蓋が形作られる時期にトラブルを引き起こすのではないかと考えられてい

ます。

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口唇裂・口蓋裂

 したがって、これまで口唇裂や口蓋裂の方がいらっしゃらない家系でも、この病気が

発現することはよくあります。このような環境的要因には、両親の年齢、母体の病気や

栄養状態、エックス線、薬剤やアルコール、タバコなどの嗜好品などもあげられていま

す。

 また、口蓋裂・口唇裂の赤ちゃんには、からだの他の部分に合併した病気が見つかる

ことも比較的によくあります。心臓の異常、耳や手足の形の異常などがあげられます

が、細部にわたる全身的な検査を受けておくことが大切です。

 

 

 以上のように、口唇裂・口蓋裂は先天的な顔面、特に口腔領域の形の異常と言えます

が、この鼻や口の部分は、栄養の摂取、呼吸、言葉の発音などの、人が生活するうえで

非常に重要な働きを担っている器官でもあります。

 したがって、害は顔面の審美のうえだけの問題だけでなく、これらの重要な機能に早

期より影響を及ぼすことが多く、生まれた直後より医療面のサポートが必要となります。

 

 

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