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✳︎ 乳児期の Q & A

 

 乳児期の疑問

 

 

 Q.親の使った箸やスプーンで離乳食をあげても大丈夫ですか?

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 A. 親の使った食具や食器で離乳食をあげると、親の口腔内の細菌が赤ちゃんに伝

  播して、むし歯(う蝕)などに悪影響が出ないか心配される保護者は多いと思わ

  れます。歯や歯ぐきの病気の大半は、口の中に住み着いた細菌(常在細菌)が原

  因となります。口には多くの種類の細菌が住み着いていますが、その構成や活性

  は個々によって異なります。赤ちゃんの口は生まれてきたときには無菌ですの

  で、誰かから細菌が感染しながら自身の口の中の常在細菌が定着していきます。

  そこで、離乳食などを与える前に親の口を清潔に保つことが大切です。

 

家族みんなの口腔衛生状態が大切です。

『離乳の上手な進め方』 ✳︎離乳移行へのサイン

 アシスタントのkanaです。

 

 本日は『離乳の上手な進め方』についてのお話をさせていただきます。

 

 

             離乳の上手な進め方

 

  離乳期を通して量を食べさせようとせずに、食べる動きを促すように進めていく

 ことが上手な離乳の進め方です。そのためには、離乳期をおおよその月齢で区切っ

 た各時期における離乳の進め方と食べ方の発達に合わせた離乳食の調理形態の関連

 を理解することが大切です。

 

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  ✳︎離乳移行へのサイン

   生まれて4ヶ月頃になると、手でおもちゃを握ることができるようになり、お

  もちゃしゃぶりが頻繁に見られます。硬さや大きさの異なるおもちゃが、口やそ

  の周囲に触れる頻度が多くなるにつれて、口でおもちゃをくわえたままで舌をお

  もちゃの脇から出したり、唇が上下するなど舌、口唇、下顎(下あご)などが自

  分の意思で動くことが可能となります。外から口の中に入ってくる「物」を触覚

  などによって認知し、その「物」に働きかけるように反応して、自らの意思で

  動く”口あそび”は離乳への移行サインです。

   厳密な離乳の開始時期の目安はなく、開始時期に少しのずれはほとんど問題に

  なりません。早すぎる離乳開始は、機能発達が未熟のために離乳食を押し出すな

  どの期間が長くなるだけとも言えます。口腔の機能面では、ゆっくり5〜6ヶ月頃

  から始めて十分です。

 

 ✳︎食べ方の発達と食べさせ方

   離乳期は歯のない口から前歯が生え揃う口へと、口の成長変化が著しい時期

  です。この口の中の成長変化に対応した、食べ方の発達変化に気づくことが大切

  です。歯の生え方や動きの変化に気づくことで、食べさせ方を変えていきます。

  離乳食の調理形態、食事介助の仕方、使用する食具・食器、などを合わせていく

  ことが発達を促します。

 

 

 ✳︎口の動き・食べさせ方に合わせた離乳食の作り方・与え方

  🔻口の動き・食べ方に合わせた離乳食

  ・5〜6ヶ月頃

    離乳食をたべはじめた最初の頃は、あご(顎)の開閉に合わせるように舌を

   出してくることが多いのですが、徐々に減少して下唇が内側に入り込むように

   して嚥下する動きが見られるようになります。しばらくすると、上下口唇を閉

   鎖しながらスプーン上の離乳食を上唇で擦りとるようにして捕食(口の中に摂

   りこむ)することができるようになります。

    自分の意思で口を閉じて、嚥下と捕食の機能の獲得がなされます。このよう

   な動きを促す介助は、下唇正中部の赤唇上に食具(スプーン)のボール部を乗

   せて、あごと口唇の閉鎖を待って、口唇が閉鎖してからスプーンを引き抜くよ

   うにした与え方です。この捕食の介助は、離乳初期だけでなく発達期全般に必

   要となり、この食べ方は生涯にわたって使われていきます。

    離乳食は、塊のない滑らかにすりつぶしたトロトロ状から、離乳が進む(飲

   み込みが上手になる)につれて水分を少しずつ少なくして、ペースト状にして

   いきます。子供の状態を見ながら、1日1回1匙づつ始めます。母乳やミルクは

   飲みたいだけ与えます。

 

  ・ 7〜8ヶ月頃

    軟固形の離乳食を、舌前方部と口蓋數壁部の間で押しつぶす動きが見られる

   ようになります。その動きの様子を観察すると、口角部(口の端)の水平方向

   への動きとそれとともに赤唇部が扁平になるのが見られます。

    食べさせ方の介助では、口の中で形のある軟らかい食品の大きさや硬さなど

   の食物の物性が感知しやすく、軟らかな固形食物をつぶす動きを引き出せる

   よう、口を閉じた時に舌の前方部に食物が取り込めるような介助をします。

    特に大きく口を開いた時に、舌の中央や奥側に食べ物を入れ込まないよう注

   意が必要です。

    離乳食は、指でつまむと簡単に潰れるような軟らかさの固形食が適当です。

   最初は、舌で潰された食物が口の中でバラバラになって飲み込みずらいため

   に、あんかけなどのトロミづけをするなどの工夫が必要です。

    1日2回の食事のリズムをつけていくのと同時に、いろんな味や舌触りを楽し

   めるように食品の種類を増やしていきます。

 

  ・ 9〜11ヶ月頃

    奥の歯ぐき(歯肉)で食物を潰す動きが発達するこの時期には、舌と下顎の

   横への動きに対して頬と口唇が協調した動きが見られます。動きを詳細に見る

   と、奥の歯ぐきの上の食物を舌の側縁と頬の内側の粘膜で保持しながら、下顎

   の側方運動(臼磨運動)によって、その食品をすり潰す動きです。この一連の

   動きは、外からの観察では口角の特徴的な動きとして見る事が可能です。

    また、”手づかみ食べ”の始まるこの時期は。種々の食物の形や物性の感覚を

   手づかみしながら手掌や手指によって覚えていくため、食事やおやつの場で、

   そこにある食品を手でつかむことが頻繁に見られますが、このような動きを止

   めさせないような配慮が必要です。

    離乳食は、奥の歯ぐきでつぶせる固さ程度が適当となります。目安として

   は、指でつまんで力を入れるとつぶすことができる程度の硬さです。前歯は生

   えてきますが、奥歯は1歳半頃にならないと生えてきても上下の歯が噛み合い

   ません。硬くなりすぎたり、繊維が強い食物は、つぶすことができないため丸

   飲みすることもしばしばです。固形食物を丸飲みする習癖を防ぐ面からも硬さ

   に注意することが大切です。食事のリズムを大切に、1日3回食に進めていき、

   家族一緒の楽しい食卓を経験させるのも大切です。

 

  ・12〜18ヶ月(離乳完了)頃

    この時期の最初の頃は、食物を持った手に顔と口が迎えに行くような頭部の

   回旋の動きが見られますが、次第に回旋がなくなり顔が正面を向いたままで手

   と協調できるようになって、正面を向いて唇の中央部から手づかみした食品を

   口の中へ取り込めるようになります。

    また、指も最初の頃は口の中に入りますが、1歳半頃には唇の位置までで止

   まり、指は入らずに大きなものは前歯で噛みとって取り込むことができるよう

   になります。自分で食べる動きが活発の割には、一口量の調節などの協調動作

   の獲得に時間を要するために、よく食物をこぼします。多少汚れても発達に必

   要ですから、おおらかに見守って手づかみ食べを止めさせないようにします。

   このような食べ方は、前歯による噛みとる機会が多くなるため、硬さに応じた

   歯が受ける感覚と咀嚼の筋の力の程度をの協調などを学び、一口量の感覚が獲

   得されていきます。

    食物の形態は、硬さは奥歯が生えていないか生えていても上下の歯がしっか

   り噛み合っていないため、繊維の強い野菜や肉などは噛み潰すことはできま

   せん。奥歯の状態を見ながら、食物を選択する事が必要です。また、”手づかみ

   食べ”で機能発達が促される時期です。手に持てる形の果物や野菜などの調理の

   工夫や菓子類などの選択必要となります。

 

  ✳︎離乳期の口の管理

    口の中に乳汁だけしか入ってこなかった時に比べて、離乳期には種々の食品

   が口に入るようになります。離乳期でも5〜6ヶ月の頃は食物の種類も少なく、

   ペースト状の離乳食がほとんどです。離乳食の後の乳汁で口の中はきれいにな

   りますが、7〜8ヶ月頃からは離乳食も軟固形となり、潰された離乳食の一部

   が奥の歯ぐきと頬の間に残る事があります。ガーゼなどでやさしく拭ってあげ

   ると良いでしょう。

    個人によって差がありますが、8ヶ月前後には下の前歯が生えてきます。歯

   ブラシで歯を磨くまでにはステップがあります。最初は口の中をよく見て、そ

   っと指で触れる事から始めます。こうして口の中や歯に触れられる事に慣れさ

   せていきます。そして歯が少し長くなってきたら、ガーゼで歯の表面を拭って

   あげます。機嫌のよい時に話しかけながら拭うようにします。

    やがて上の歯が生えてきます。すぐに歯ブラシでゴシゴシ磨く事は避けて、

   赤ちゃん用の歯ブラシを口に入れて遊ばせる事から始めます。慣れるまでの期

   間には個人差がありますが、この間の歯の掃除は慣れたガーゼを用います。

    歯ブラシに慣れてきたら、歯ブラシで遊ばせた後にお母さんの膝の上に寝か

   せて、やさしく話しかけながらみがいてあげます。前歯や前歯の周りの歯ぐき

   は、体の中で非常に敏感な場所です。少しずつ慣れさせながら歯磨きをすすめ

   る事が大切です。

 

『赤ちゃんの味覚・味覚の発達』 ✳︎味の基本感覚と味蕾 ✳︎味覚の発達

 

 アシスタントのkanaです。

 

 本日は『赤ちゃんの味覚・味覚の発達』についてのお話をさせていただきます。

 

 

          赤ちゃんの味覚・味覚の発達』

 

 ✳︎味の基本感覚と味蕾

   飲食物の摂取によって得られる味覚の基本には、甘味、酸味、塩味、苦味、旨

  味があります。

   日常の食事では、これらの基本味の感覚が組み合わされ、加えて、食物の舌

  触り、香り、噛みごたえ、粘調性、そして視覚からの色なども合わせて、その食

  物の「味」として味わっています。

   基本味は、舌背(舌の表面)を中心にした口の中の粘膜にある味蕾細胞で受け

  取って味を感じます。味蕾は口の中の粘膜に広く分布していますが、舌背は味蕾

  細胞が入っている味孔が多くあり、よく噛まれて唾液と十分に混ざった植物の味

  物質は、味孔で味蕾を刺激しやすく、よく噛むことで食物本来の味を感じやすく

  なります。

 

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 ✳︎味覚の発達

  🔻新生児期

    味の受容器である味蕾は、お腹の中の後半には私達と同様の形をしていて味

   を感じることができると言われています。味蕾の数は新生児では多く存在して

   おり、その後の成人にかけての味蕾の数の減少を考えると、この時期が味覚に

   もっとも敏感な時期とも考えられています。糖液や旨味の液に対しては顔の表

   情が緩み、吸せつの動きが見られますが、苦味や酸味の液に対する表情は、口

   をすぼめ、舌を突き出すなどの動きが見られます。このような味の違いによる

   反応は、下位脳(本能的)によるものと考えられます。授乳期では、母親の摂

   取した食物によって母乳の風味が変わり、嗜好性を反映して、乳児の母乳摂取

   行動が変化することが報告されています。授乳の時間を通し、母親の食べた料

   理の風味が「味の刷り込み」として嗜好性が形成され、その後の乳幼児期の食

   体験によって強化されていくと考えられます。

 

 

  🔻離乳期から幼児期

    新生児に見られた味に対する反応は少しづつ弱まり、味に対して意識して対

   応する意味からすると、味覚形成のスタートは離乳期と言えます。基本味の

   中で、甘味と旨味は乳幼児期を通して好まれます。これらの味は、生命維持の

   基本となるエネルギーやタンパク質に対する味覚であり、生理的要求と一致し

   た味と言えます。

    また、塩味は新生児では表情に変化がなく、塩味の味覚は離乳期から始まる

   後天的な食体験により形成されると考えられています。離乳期の食塩使用量

   は、離乳開始の5〜6ヶ月では離乳食に塩分は加えず、7〜8ヶ月で1日0.3g、9〜

   11ヶ月で1日0.5g〜1.0g、12〜15ヶ月で1日2gまでが適当とされています。塩

   味のみならず、離乳食全体の味付けですが、上記の離乳期の月齢に合わせる

   と、それぞれ大人の約5倍、約4倍、約3倍、約2倍程度に薄めた味が基本になり

   ます。味蕾の数などから考えると、大人が考える以上に強く離乳食の味を感じ

   て食べていると推測されます。

    多くの食品を噛んで食べられるようになる(乳臼歯が生えて噛み合う)2歳

   以降は、いろいろな食物を食べることによる味覚の経験に加えて、形や硬さな

   どの物性などを含めた食物の「味」を記憶しますので、食生活の幅を広げられ

   るような配慮も必要です。

 

『上手な哺乳と上手な離乳』 ✳︎哺乳と口の成長 ✳︎哺乳障害(お乳が上手に飲めない)

 アシスタントのkanaです😊

 関東も梅雨入りしましたね☔️

 ☔️は気分が下がりますが、美味しい作物のためにも☔️はかかせないですね!

 

 さて本日も『上手な哺乳と上手な離乳』についてのお話です👶

 

 

 ✳︎哺乳と口の成長

  哺乳に関係した原始反射が消える頃に、下顎の前歯が生え始めます。このような

 口の成長ですが、乳汁で栄養の全てを摂っている期間も、離乳開始に向けてその成

 長は著しいものがあります。

  大きな成長が見られるのは、下顎の前方部の歯槽堤です。歯が生えていないこの

 時期(出生後から4、5ヶ月に向けて)に前にせり出すように大きくなり、その成長

 によって舌先が口の中に容易に入ることができるようになります。上の前歯に相当

 する歯槽堤も少し遅れて前方への成長が見られますが、この口の前方部の成長によ

 って口をしっかり閉じて飲み込む動きが学習でき、口の中に取り込んだ食物を成人

 同様な嚥下の動きで食べることができるようになります。このように口の機能の発

 達と口の形の成長は密に関連しながら、赤ちゃんは発達していきます。

 

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 ✳︎哺乳障害(お乳が上手に飲めない)

  おっぱいが上手に飲めない赤ちゃんの原因は、大きく二つに分けられます。一

 つは、口の中の形が吸せつするのに適当でない場合です。他は、おっぱいを吸って

 飲む動き(吸せつ運動)が上手に営めない場合です。

  おっぱいを飲む赤ちゃんの口の中の形は、「乳首と口の形」の項で前述しました

 ように、いくつかの特徴的な形になっています。その形が「口唇・口蓋裂」のよう

 に乳首をくわえる唇や上顎の口蓋に裂があるために、吸い出す力(吸せつ圧)が作

 れなかったりします。歯科では、裂をつなぐホッツ床などを赤ちゃんの口に入れて

 吸せつ圧が強くなるような治療援助をしています。また、未熟児や低出生体重児に

 見られることがある郊外中央の凹みの形が乳首にフィットできない長楕円形などの

 場合に哺乳障害が見られますが、人口乳首の形の選択など個々の赤ちゃんの状態に

 応じた対応がなされています。

  おっぱいを吸い出す力や飲み込む動きが悪いことが原因の哺乳障害は、染色体異

 常などの先天的な疾患や周産期のトラブルなどの原因による脳性麻痺などの赤ちゃ

 んに見られます。一定量の乳汁が飲めない場合には、経管による栄養確保を行い、

 発育を促しながら機能発達の医療支援を行うことがなされています。

『上手な哺乳と上手な哺乳』 ✳︎ 離乳開始のサイン ・ 哺乳と歯・口の成長

 

 

 こんにちはアシスタントのkanaです。

 

 前回の続きをお話しいたします!

 

 

 

 

 ✳︎離乳開始のサイン(哺乳反射とその消失)

   出生後すぐに赤ちゃんがおっぱいを吸えるのは、哺乳にかかわる原始反射による

 ものです。この反射は、哺乳にとってはとても都合の良い反射ですが、植物を咀嚼

 して嚥下する随意運動(自分の意思で動く動き)の発達を妨げますので、この反射

 がなくなる頃が離乳開始の最適期となります。

  哺乳反射には、探索反射(乳探し反射:口角や口唇周囲を触刺激すると刺激され

 た方に顔を向け、刺激したものを口の中に取り込もうとする反射)、吸せつ反射

 (口の中に取り込んだものを舌で包み、しごくように動く反射)、咬反射(奥の歯

 ぐきに触れると口を閉じて噛み込む反射)などがあります。反射は4、5ヶ月頃から

 消え始め、6、7ヶ月頃にかけて刺激を加えても反射の動きが表出されなくなってき

 ます。哺乳反射は、乳汁摂取にとっては感覚器や運動が未熟な時期に栄養を取り込

 むのに最適な反射運動なのですが乳汁摂取以外の摂食の動きにとっては、この反射

 が表出されなくなることで、自分の意思で動く随意運動の発達がなされ始めます。

 この頃が随意運動である摂食の動きを開始する適当な時期(離乳開始)と考えて、

 指導に用いられています。

 

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 ✳︎哺乳と歯・口の成長

  哺乳に関係した原始反射が消える頃に、下顎の前歯が生え始めます。このような

 歯の成長ですが、乳汁で栄養の全てを摂っている期間も、離乳開始に向けてその成

 長は著しいものがあります。

  大きな成長が見られるのは、下顎の前方部の歯槽堤です。歯が生えていないこの

 時期(出生後から4、5ヶ月に向けて)に前にせり出すように大きくなり、その成長

 によって舌先が口の中に容易に入ることができるようになります。上の前歯に相当

 する歯槽堤も少し遅れて前方へ成長が見られますが、この口の前方部の成長によっ

 て口をしっかり閉じて飲み込む動きが学習でき、口の中に取り込んだ食物を成人同

 様な嚥下の動きで食べることができるようになります。このように口の機能の発達

 と口の形の成長は密に関連しながら、赤ちゃんは発達していきます。

 

 

 

首都圏滅菌管理研究会へ参加してきました!

こんにちはアシスタントのkanaです。

 

5月12日㈯に行われました 首都圏滅菌研究会へ参加させていただきました。

 

 

会場:東京医科歯科大学 M&Dタワー 鈴木章夫記念講堂

今回のテーマは「正しく賢く再生処理しよう!」単回使用医療機器に関することや、再生処理に悩む器材へ対応方法、歯科における感染対策など、日々の業務に直結した講演がありました。
 また参加自由型企画は、今までの内容を発展させ、会場の皆様と先生方でのディスカッションも大変勉強になりました。

 

 前回に引き続き、当院歯科衛生士戸田奈緒美先生の講演もあり、今回も登壇された姿は凛としていてとても素敵でした。

 

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        首都圏滅菌管理研究会についての報告

 

 感染防止対策の上で重要な役割について 

 

  手指衛生(手洗いや手指消毒)を行うことは、病院感染を防止する上でも、最も

 重要である。医療従事者の手指は病原性微生物の伝播媒体となるため、正しい手洗

 いをマスターし、目的にあったレベルの手洗いが常にできるようにしておかなけれ

 ばならない。

 

✳︎手指衛生とは

 1.手洗い

 2.手指消毒
   上記の2種類があります。

 

 1.手洗いの種類

  日常的手洗い

   配膳、トイレなど日常的行為の前後の手洗い

  衛生的手洗い

   注射、ガーゼ交換など医療行為の前後の手洗い

   手術時手洗い

   手術に際しての手洗い

 

 2.手指衛生

  手に付着している病原菌を大量に減少させる。患者や医療従事者への微生物を感

  染させるリスクを低下させるための唯一かつ最も重要な方法である。

 

 

  洗浄・滅菌は感染制御分野の一部であり、患者の安全・医療従事者の安全・医療

 現場における安全、これらを全て行えてこそ安全で安心な医療の提供ができる。

 「安全な環境」作りが大切である。

 

 

 ✳︎洗浄・滅菌について 

   洗浄の目的は、1)目に見える汚れを取り除くこと。2)目に見えない汚れを

  取り除くこと。3)できるだけ微生物を取り除く。の3点である。

  滅菌とは、全ての微生物を死滅させることであり、滅菌法とは、理論的に微生物を

  無限に0(ゼロ)に近づける方法である。

  「滅菌するから汚れが残っていてもいいのでは」という安易な考え方で、消毒や滅

  菌さえすれば、器械は安全に使えると理解されている人もいるが、異物が存在し

  たまま滅菌すると、それぞれ、微生物の死骸や発熱性物質が残存する。 また、有

  機物が残っている場合の高レベル消毒では、有機物が器械に固着したり、中レ

  ベル、低レベル消毒では、消毒効果が減弱したりすることがある。

  言い換えると、未洗浄の器具の滅菌は本来の滅菌では有り得ないのである。

 

 

✳︎患者治療用器具の滅菌と消毒

  

 上記による、歯科外来診療における感染防止対策について

 

 *汚染されたクリティカルおよびセミクリティカルな診療器具の輸送と処理

  汚染された器具・器材に付着している微生物との接触から曝露される可能性が

  あるため、汚染された器具類は注意深く扱わなければならない。

 

 *器具の処理エリア

  滅菌の質を管理し、安全を確保するために、指定の場所で全ての器具を処理す

  ること。理想的には一連の流れをコントロールし、処置中に生じてくる汚染物質

  を封じ込めるため、壁や仕切りで各区域を分割する。

 

 *器具の受け取り・洗浄・汚染除去

 

 *前準備と包装(器具にあった包装を行う)

 

 *滅菌

  熱に強い歯科用器具類は、通常以下によって滅菌される。

  1)高圧蒸気滅菌機

  2)乾熱滅菌

  3)不飽和化学蒸気滅菌

   滅菌時間、温度、および使用機器の製造業者が勧めるその他の操作条件、並び

  に容器、包装、および科学的インジケーターの正しい使用法に関する指示に従う

  こと

 

 *滅菌された器具と清潔な歯科用品の保管

 

 

 

 理想とは、どこの世界においても最高の状態であります。基本的な考えが強く求め

られる環境下で各現場にあった感染防止策を常に模索し、安全な医療を提供できるよ

う努めてまいりたいと思います。

 また、イリタニオフィススタッフの一員として、ご来院くださるすべての患者様が

安全な治療を受けられるよう少しでも多くの感染管理・滅菌技術を身に着けてまいり

たいと思います。

『上手な哺乳と上手な哺乳』 ✳︎乳首と口の形

 

 

 こんにちはアシスタントのkanaです😊

 

  昨日今日と、すごく寒い二日間でしたね。

 

 寒暖差で、お身体壊されませんようお祈り申し上げます!

 

 

 

 『上手な哺乳と上手な離乳』についてです。

 

 

 

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🔹乳首と口の形

  おっぱいを飲む赤ちゃんの口の中は、おっぱいを吸うのに適した特徴的な形をし

 ています。第一は上あごです。中央に窪み(吸啜窩)があって、それを囲むように

 少し盛り上がった堤があります(傍歯槽堤)。その外側には将来生えてくる乳歯が

 育ってい歯槽堤があります。哺乳時には、赤ちゃんは通常の倍以上に乳首を引きの

 ばして取り込み、この中央の陥凹の部分に舌で乳首を押し付けて固定します。お母

 さんの乳首が陥没乳頭や扁平乳頭の場合には、この凹みまで乳首を引き込めないた

 めに乳首を固定することができず、乳汁を引き出す(吸啜)ための舌の動きが上手

 にできないのです。

  このような上あごの形は、赤ちゃんによって個人差がありますが、母乳哺育の場

 合はお母さんの乳首が赤ちゃんの口の形に変えながらフィットしてくれます。しか

 し、哺乳びんに付ける人工乳首の場合には、赤ちゃんの窪み(陥凹)など上あごの

 形に合う乳首を選ぶことが必要になる場合もあります。

  第二の特徴は、乳首が口に咥えられても、お母さんの乳首が痛くならないような

 工夫が赤ちゃんの口にあります。赤ちゃんが口を閉じたときに前の上下の歯ぐきの

 間が空いている(顎間空隙)特徴的な形です。この空隙の大きさにも個人差がある

 ので、授乳中に赤ちゃんに乳首をかまれて「痛い」経験をするお母さんもいます。

  赤ちゃんの口の中のもう一つの特徴は、左右の頬の内側にあります。頬の内側

 に、中に脂肪の詰まったふくらみ(ビシャの脂肪層)があります。このふくらみ

 は、おっぱいを吸う動きのときに舌の側縁に接して、口の中の容積を小さくして、

 乳汁を吸い出す際に必要な口の中の陰圧を作りやすくしています。

  このような、おっぱいを飲むのに適した口の形も身体の成長とともに、離乳

(おっぱい以外の食品の摂取)に向けて大きく成長変化していきます。

 

 

『上手な哺乳と上手な離乳』 *おっぱいと赤ちゃんの健康③

 

 

 こんにちはアシスタントのkanaです😊

 GWいかがお過ごしでしょうか?

前半は、お天気も良く行楽日和でしたね☀️

後半も楽しい休日をお過ごしできますようお祈り申し上げます!

 

 

 

 さて、今回は 上手な哺乳と上手な離乳続きです。

 

 

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 ▼授乳回数・授乳間隔・授乳量

  母乳哺育も人工乳哺育の場合でも、欲しがる時に与える自律授乳が原則です。お

 母さんと赤ちゃんが一緒にいると、頻繁に欲しがる赤ちゃんもいますが、それはそ

 の赤ちゃんの自然なリズムと考えられます。平均すると、個人差もありますが0ヶ

 月では2〜2.5時間おきで7〜8回、1〜3ヶ月では3時間おきで6回、4〜5ヶ月では4時

 間おきで5回です。授乳量は、1ヶ月以降で800〜1,000ml程度です。

 

 

 ▼授乳の方法

  赤ちゃんがおっぱいを飲むときには、鼻で呼吸しながら乳首を口の中に取り込

 んで、舌を舌先から奥に波のように巧みに動かしてお乳を吸い出して飲み込みま

 す。そこで、口が動きやすく、呼吸と飲み込みが容易な姿勢をとらせることが原則

 です。赤ちゃんの両手はいつもからだの前にあるようにして、自由に動かせるよう

 な抱き方にします。

 具体的には、赤ちゃんのお尻をお母さんの大腿部に直角になるように座らせ、上体

 を45度より少し起こすくらいにして、あごを少し引いた状態にします。首が左右に

 傾いたり、ねじれたりしないように気をつけながら授乳します。顔が上を向きす

 ぎる、あるいは下を向きすぎると、舌の動きを邪魔して乳汁を飲み込みにくくし

 ます。

 

 

 

 

『上手な哺乳と上手な離乳』 *おっぱいと赤ちゃんの健康②

 

 こんにちはアシスタントのkanaです😊

 

 もうすぐGWですね!!

 

 

 さて、今回は上手な哺乳と上手な離乳の続きです。

 

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▼人工乳哺育(混合乳哺育)

 いろいろな原因で、母乳を与えられない場合や母乳が足りない場合には、母乳の代用として人工乳(育児用粉乳)による哺育となります。人工乳は、栄養面などは母乳に限りなく近い成分組成になっています。母乳に少ないビタミンKや鉄を添加したり、母乳に含まれる微量成分を添加して免疫力を高めるなどの工夫もされています。

 最近、体重2.5kg以下の低体重児の出産が増加していますが、入院して赤ちゃんに母乳が与えられない場合には、低体重児用の粉乳があります。こおの粉乳は成分組成に特徴があり、調乳濃度や体重あたりの投与量を調整できるような組成になっています。

 フォローアップミルクは、出生後9ヶ月から幼児期にかけて鉄欠乏による貧血が起こりやすくなるので、鉄分を補給しやすい形に強化されたものです。牛乳を調整した栄養食品であり、育児用粉乳の代替品ではありません。

 

 

▼哺育の違いの口への影響

 「あごの成長が悪く、噛まない子に人工乳哺育の子が多い」などと言われる事が多いので、人工乳哺育のお母さんは心配になるかもしれません。しか、これまでの種々の信頼出来る研究調査では、そのような事実は認められません。おっぱいを吸う動きや筋肉の活動状態の比較でも、母乳哺育群と人工乳哺育群の差はほとんどありませんでした。お母さんんは「あごの成長のために母乳で育てなくては」などの不安を感じる事はありません。おっぱいを介した、赤ちゃんとお母さんの共同作業雨を楽しんでください。

『上手な哺乳と上手な離乳』 *おっぱいと赤ちゃんの健康①

 こんにちはアシスタントのkanaです😊

 

 

 赤ちゃんは口の感覚で外界を認識します。

 そんな赤ちゃんのお口の成長についてお話しさせて頂きます。

 

 赤ちゃんのおっぱいを吸うことといっしょに口の動き味覚の学習も始まります。

 

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👶おっぱいと赤ちゃんの健康

 赤ちゃんは、乳首からおっぱいを飲む能力をもって生まれてきます。赤ちゃんの口の中は、乳首から乳汁を吸いやすい形になっています。与える方のお母さんと吸って飲む赤ちゃんの共同作業です。おっぱいは赤ちゃんのからだと心の栄養、それにお乳を吸う赤ちゃんの姿はお母さんの育児の原動力、お互いの健康の源です。

 

 

🔹お乳を上手に飲ませるために

 

 母乳哺育

 

 赤ちゃんの口の形には個人差がありますが、おっぱいを飲むためには乳首を口の中に取り込む必要があります。そこで、偏平乳頭(乳房を横に見たときに、乳首が少ししか出ていない状態)では、ケアが必要なとなります。扁平乳頭の乳首の状態では赤ちゃんが吸いにくいので、妊娠中に乳首を少しずつ引っ張って出しておくことが必要になります。また、乳首が完全に埋まってしまっている陥没乳頭では、乳首が中に入ってしまっているので、一度専門家に相談することをおすすめします。いずれの場合もケアをきちんとして、赤ちゃんが口の中に含むことができれば問題ありません。

 母乳には、母乳の脂肪を吸収しやすくする酵素が含まれています。この酵素は、粉ミルクには含まれていないものです。もちろん粉ミルクにも栄養はたくさん含まれていますが、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどを効率良く腸で吸収できるという点では母乳のほうがすぐれています。また、母乳には白血球や免疫グロブリンが含まれていて、赤ちゃんの免疫システムを強化する作用があります。生後6ヶ月頃までの母乳には、こうした免疫力の強いお乳が出て、赤ちゃんを病気から守ってくれます。

 

 

第13回首都圏滅菌研究会

こんにちはアシスタントのkanaです。

 

少し前のお話ですが…

銀杏の葉も色づき見頃を迎えたある日、東京大学赤門をくぐり 第13回首都圏滅菌研究会へ参加させていただきました。

 

今回は、当院歯科衛生士戸田奈緒美先生の『歯科器材の洗浄』の講演もございました♪

東京大学キャンパス内のホールで、登壇された姿はとても素敵でした。

また、戸田先生の発表に恥じることのないよう、感染制御のプロ集団としての誇りと自覚をもって業務に携わってまいりたいと思います。

 

今回の公演について

医療従事者にとって、患者様への感染を防ぐこと、また自らも感染しないことを根底に、まず私個人としては今後の診療に役立つべく視点で受講してまいりました。

 

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洗浄には、用手洗浄と機械洗浄がある。近年においては、機械洗浄も普及し始めているが、重要なのは器材の材質に合わせた洗浄方法を選択することである。

汚染物の除去、そして器材の損傷を低減した洗浄が必要となる。汚染物の付着を確実に除去しなければ、滅菌工程において十分な滅菌が行えないからである。

例えば、歯科用のピンセットや、根幹治療の器具のように先端が複雑な物は汚染物の残留がないか十分に注意が必要であるため、必要に応じてタンパク質反応試験を行うとよいとされる。

歯科用機材は繊細なものが多いが、特に複雑かつ繊細な根幹治療のリーマーについては、器材の損傷を防ぐためにも用手洗浄だけでは不十分な洗浄になりうるであろう。

当院戸田先生の発表において、リーマーの洗浄実験結果は、超音波洗浄機に酵素系洗剤を入れて15分間洗浄し汚染物の除去が確認できました。このように、器材にあった洗浄を行うことでバイオバーデン(滅菌前生菌数)を減少させることは、滅菌において無菌性保障水準を得るために重要である。

滅菌処理される微生物は、消毒や滅菌さえすれば、器械は安全に使えると理解されている人もいるが、汚染物が存在したまま滅菌すると、消毒効果が減弱したりすることがあるため、物に密着した汚染物質を洗浄液中に引き離し、再び付着しないように除去することである。

 

当院での洗浄は主に超音波洗浄機で行う。

・気泡をつけて超音波でたたき壊す時に汚れもとばす。 器具を水面下に沈めて洗浄する。

・人手によって除去できない微細な汚れや、布、ブラシ、水流等で落ちない汚れを取り除きます。

・実際の超音波洗浄では、汚れの種類に応じ適切な洗浄液を選定し、超音波の物理的作用と洗浄液の化学的作用を組み合わせて、最大限洗浄効果を上げることができます。

 

果たして、きちんと洗浄されているのだろうか…

*超音波洗浄機の場合

超音波洗浄機にアルミ箔を入れ、その剥離状態により洗浄力を確認することができます。

全体にむらなく剥離が見られた場合は、正常に稼働しており、剥離が見られなかった場合は正常に稼働していないとみなされます。

 

 洗浄の基本的な考え方

・洗浄できないものは消毒も滅菌もできない。滅菌するにしても消毒するにしても、まず目で見て汚染物の付着がないように綺麗に洗うこと。

・洗浄、消毒、滅菌など清浄度グレードを理解すること。

・汚染の付着状態(何時、何処で、何が)を把握する。

・汚染物の拡散防止、医療従事者の感染防止方法を理解することである。標準予防策(Standard Precautions)の基本的な考え方が、強く求められていると考える。
 

確実な洗浄、完全な滅菌、適切な包装、適切な滅菌方法、正しい保管があって始めて滅菌が保証される。

滅菌の質の保証には使用現場での保管に到る全てが関連しているのである。

 

まとめ

医療従事者として、再生器材の臨床での保管状況、使用方法および処理方法・感染制御・作業の方針・手順・安全性を学ばせていただき、今後の環境への大きな一歩となりました。

日々医療は進化しているため、我々も自分の狭い知識にとらわれることなく、患者様にも医療にも広い視野で携わっていきたいと思いました。

 

また、このような機会を与えてくださいました院長先生を始め、スタッフの皆様に感謝いたします。

『乳児期』 *乳歯の生えはじめ

 こんにちは アシスタントの kanaです。

 雨が続き、一気に朝晩の寒さが増してまいりました❄️

 皆様どうかご自愛くださいませ。

 さて、本日も前回の続きをお話いたします。

 

 

 

🔹乳歯の生えはじめ

 

  乳歯の生えはじめは、生後6、7ヶ月頃に下の歯から生えてくることが多いよう

 です。

  一般に歯の生える時期は個人差が大きいものですが、乳歯でも3、4ヶ月で生えは

 じめる児から、1歳の誕生日近くになってやっと生えはじめる児まで、かなりの差

 がみられます。

  生える順序も、上の歯が先に生えることもあれば、真ん中の前歯よりわきの前歯

 が先に生えてくることもあり、こちらもかなり個人差が見られます。

 

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🔹赤ちゃんのよだれ

 

  生後半年頃には、赤ちゃんのよだれが増えてきますが、この時期には乳歯が生え

 はじめるばかりでなく離乳食もはじまり、指しゃぶりやおもちゃ遊びなど、口への

 さまざまな刺激が増えてきて唾液の分泌がさかんになります。この頃の赤ちゃん

 は、まだ上唇を使って離乳食を取り込むこともはじめたばかりで唇を閉じているこ

 とも少ないため、たまった唾液がよだれとして外へ流れ出やすいわけです。離乳の

 ステップが進んでいって唇を閉じることや、たまった唾液を飲み込む動きが上手に

 なると、よだれは徐々に減っていきます。

 

 

 

🔹前歯で遊ぶ

 

  生後一年を過ぎる頃には、上下の前歯が4本ずつ、合計8本の乳歯が生えている赤

 ちゃんが多くなります。上下の前歯が生えてくると、今まではなめていた玩具など

 を前歯で噛んで遊ぶ行為が見られるようになります。なめただけではわからない硬

 さや弾力性などを確かめているようです。

  また、前歯での歯ぎしりもよく見られますが、これは上下の前歯の位置関係や噛

 み合う感触を確かめている行為ですので、まだ癖などのようなものではなく心配い

 りません。このように前歯を使うことを練習しながら、前歯で食物を噛みとった

 り、噛み切ったりすることを覚えていきます。

 

 

 

🔹奥歯が生えて

 

  1歳代の前半には、第一乳臼歯と呼ばれるものが生えはじめます。この歯が上下

 で生えてくることによって初めて奥歯の噛み合わせができて、食物を噛みつぶすこ

 とができるようになります。また、噛み合わせの高さが増すことにより口の中がさ

 らに拡がり、舌の動きもさらに自由になることから、食べる機能も言葉も発音する

 機能も発達が促されます。

 

 

 

 

『乳児期』 *あご(顎)の成長と変化

 こんにちは アシスタントの kanaです。

 前回の続きをお話いたします。

 

 

 

*乳児期の口の中の状態

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🔹あご(顎)の成長と変化

 

 口の形は、乳歯が生えるまでの間に成長・変化します。乳児期は顎の成長が盛んで、特に生まれて半年間は下あごの前方への成長が著しく、歯ぐきのアーチも大きくなり、高さも増してきます。このため、出生時には上あごに対して下あごがかなり後ろに位置していますが、乳歯が生え始めるころまでには、上あごと下あごの歯ぐきがちょうど合わさるような位置関係になってきます。

 

 

🔹乳歯の生えはじめ

 

 乳歯の生えはじめは、生後6、7ヶ月頃に下の前歯から生えてくることが多いようです。

 一般にはの生える時期は個人差が大きいものですが、乳歯でも3、4ヶ月で生えはじめる児から、1歳の誕生日近くになってやっと生えはじめる児まで、かなりの差がみられます。

 生える順序も、上の前歯が先に生えることもあれば、まん中の前歯よりわきの前歯が先に生えてくることもあり、こちらもかなり個人差がみられます。

 

『乳児期』 *乳児期の口の中の状態

 こんにちは アシスタントのkanaです。

 

 9月に入り、少し秋らしさを感じる今日この頃でございます😊

 

 季節の変わり目、どうかご自愛くださいませ。

 

 さて、今日か『乳児期』についてお話しさせていただきます。

 

 

*乳児期の口の中の状態

 

🔹お乳を吸うための最適な形

 出生児の赤ちゃんの口の中には歯がありません。あご(顎)も小さく、歯茎も平らで低いため、舌が口の中におさまりきらず、上下の唇の間から見えています。また、上あごの中央部が丸く凹んでおり、その周囲には膨らみがあります(写真1)。頬の内側にも脂肪床と呼ばれる膨らみが見られます。このような赤ちゃんの口の中の形は、お乳を吸うためには最適な形と言えます。出生直後の赤ちゃんでも、通常は胎児期に身につけた反射行動によってお乳を吸うことができます。

 赤ちゃんは哺乳児に、舌で乳首を上あごの凹みのところまで引き込んできてお乳を吸います。平らな下の歯ぐき(歯肉)の上に舌をのせ、唇を乳首のまわりに押し付けて舌の波動様の動きでお乳を吸う赤ちゃんには、歯はあってもまだじゃまなだけです。上あごや頬部の膨らみは、乳首を上あごと舌の間に密着しやすくしていて、効率よくお乳が吸える助けとなっています。

 

(写真1)

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赤ちゃんの上あごの形

 

*妊娠時の不安なこと。。。

 

🔹質問コーナー

 

 Q.妊娠中の歯の治療でエックス線(レントゲン写真)を

   撮っても大丈夫なのですか?

 

 A. 妊娠初期には胎児のエックス線に対する感受性がもっとも強くなっています。

  胎児の被曝リスクは、着床前期(受精後約9日)、器官形成期(受精後約2〜8

  週)そして胎児期(受精後約8週以降)の各段階で異なっています。放射線によ

  る障害としては奇形、精神発達遅滞、発がんなどがあります。

   しかし、歯間診療で用いているエックス線写真の撮影では、胎児に直接エックス

  線があたることはありませんし、妊婦に限らず防護用エプロンを着用して撮影す

  るので、被曝量という点からみてもほとんどゼロになり、問題はないと考えて良

  いでしょう。また、最近ではデジタルエックス線写真撮影機が普及しており、よ

  り低いエックス線量で撮影ができるようになってきています。

 

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 Q.妊娠時はあまり薬は飲まないほうが良いと言われていますが?

 

 A. 妊娠中に限らず薬は飲まないで済めば、それにこしたことはありません。し

  かし、病気に罹ってしまい、病気が母体や胎児に悪い影響を及ぼす可能性があ

  れば、薬を飲み、積極的に治していく必要があります。

   幸いなことに歯科の治療で使われる薬のほとんどは、妊婦に対しても比較的安

  全に使用できます。歯科医師は、その中でも安全な薬をなるべく少ない量で効率

  よく使って治療を行っていくことを考え、薬を処方します。

   ですから、薬を飲む必要性のある人は、治療すべきときはただちに完全に治療

  するという気持ちで歯科医師の指示を守り、正しく薬を飲むようにしましょう。

 

 

 

 Q.歯の治療に適切な時期を知りたいのですが?

 

 A. 歯の治療に関しては、原則的には治療を行って悪い時期というものはないとさ

  れています。むしろ、歯科の治療はできるだけすみやかに行うべきであると思わ

  れます。しかし、妊娠初期は流産を起こしやすい時期であり、つわりも生じてく

  るので、一時的な処置でとどめておくのが一般的な考え方です。

   また、妊娠後期においてもおなかが大きくなってくると、仰向けで長い時間治療

  していることができなくなったり、出産が近くなってくるとちょっとした刺激で

  も早産につながってしまう事態も起こりかねません。

   これらのことを考えると、妊娠中期つまり妊娠5ヶ月から7ヶ月の間がもっとも歯

  の治療には適しているものと思われます。しかしながら、実際には歯科の治療を

  行う時の妊婦の状態により変わってきますので、必要に応じて産科医と歯科医師

  とで連絡をとり、治療を行っていくことも必要になってきます。

 

 

 

 Q.虫歯や歯周病が遺伝するって本当ですか?

 

 A. 歯の形や歯ならびなどは、遺伝的な要素が現れると思われます。しかし、むし

  歯や歯周病は、糖尿病や高血圧などの成人病と同じように、生活習慣に大きく左

  右されます。たとえば、ある家庭で、長男にむし歯が多かったので、次男のおや

  つや歯磨きを注意していたら、むし歯ができなかったという実話があります。も

  し遺伝によりむし歯や歯周病の罹りやすさが決定されるなら、兄弟ともにむし歯

  が多くなってもよいはずです。

   むし歯や歯周病を予防するためには、遺伝的な要因よりも食生活や口腔清掃

  な生活習慣を見直すことの方が大切なのです。

 

 

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